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小型ドーザ 陸上自衛隊

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ブルドーザーは軍用でも用いられる。陣地や塹壕の造営といった任務だけでなく、敵の築造した塹壕やバリケードといった障害の排除にブルドーザーが有効だからである。

民生品に所定の改装(ゴムキャタピラを鉄製のキャタピラへと)施したもの民生品のモデルチェンジに併せて細部が微妙に異なる。前部のドーザで土砂を押し出したり地面の整地や掩壕の掘削など、様々な土木作業を行う。現在、陸上自衛隊では小型ドーザの後継としてクボタ建設機械の小型ショベルドーザA型を導入している。

全長 4,145~4,290mm(バックホー付)
全幅 2,170~2,230mm(バックホー付)
全高 2,900~3,030mm(バックホー付)
全備重量 3,790~5.130kg(バックホー付)
走行速度 前2.6km/h~7.3km/h、後4.5km/h~6.0km/h
登坂能力 tanΘ約38%(バックホー付)
接地圧 46Kpa
定格出力 29.4kW
製作 小松製作所 三菱重工業
備考 普通科部隊、特科部隊等に装備され、主として小規模な土木工事に使用し、掘削、排土、整地を行なう。またバックホーを装着し、掩体などの掘削作業を行なうことができる。


た陸上自衛隊が保有する75式ドーザは、砲煙弾雨の中で作業できるように弾片や小銃弾に対する装甲が施されている。また、ブルドーザーを保有せずとも、工兵車両や戦車などの装甲戦闘車両にドーザーブレードを装備して、整地や塹壕掘り、バリケード破壊などに用いられる事も多い。この他、イラン・イラク戦争における第5次ヴァル・ファジュル作戦では、イラン側が日本製ブルドーザーを投入、ドーザーブレードで銃弾から歩兵を守る盾となった。


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