総トン数
758トン
全長
57.0m
全幅
12.8m
巡航速力
13.5ノット
車両積載能力(乗用車換算)
約67台
旅客定員
450名
設備
身障者用エレベーター、展望デッキ
就航日
平成26年4月1日
2014年(平成24年)2月竣工
前畑造船建造。
船内仕様は「有明みらい」と同一。第十有明丸の代替。船体には熊本県のキャラクター「くまモン」をはじめとして沿岸自治体のゆるキャラがあしらわれ、中間部には国道389号線の海上区間を表すマークが表示されている。
有明フェリー(ありあけフェリー)利用状況は、長崎自動車道、九州自動車道から離れている島原半島の住民にとっては、福岡・本州方面への重要な足の一つとなっている。有明海の北側の比較的穏やかな内海を航行するフェリーということもあり、就航率90%以上を誇っている
有明フェリー:本社所在地 日本
〒859-1311
長崎県雲仙市国見町土黒甲2-28
設立 1956年(昭和31年)9月19日
業種 海運業
法人番号 1000020428566
外部リンク http://www.ariake-ferry.com/
他交通機関との接続
長洲町側では、最寄りのJR九州長洲駅と2.2km以上離れており自動車でも10分ほどを要し、また産交バスの路線本数も少ない。なお、一部の便に接続する形で長洲駅とを結ぶ予約制乗合タクシーを運行している。
一方、多比良港側ではバス停が至近に存在するほか、島原鉄道線「多比良町駅」まで徒歩5分程度である。
1968年(昭和43年)から1997年(平成9年)まで、長崎 - 熊本間の特急バス「ありあけ号」がこの航路経由で運行されていた。
その他
冬場にはカモメが乗客からの餌を求めフェリーに群がり、乗客による給餌も盛んに行われている。フェリー内の売店でも餌として『かもめパン』販売している。また、運が良ければ船上からスナメリを観察することができる。
昭和
1956年(昭和31年) : 有明海自動車航送船組合設置。
1958年(昭和33年) : 多比良 - 長洲航路の運航開始に伴い「有明丸」が就航(6往復)。
1959年(昭和34年) : 「第二有明丸」が就航し二隻体制となる(10往復)。
1967年(昭和42年) : 「第三有明丸」が就航し三隻体制となる(14往復)。
1968年(昭和43年) : 長崎市-熊本市を結ぶ特急バス「ありあけ号」運行開始。
1971年(昭和46年) : 「第五有明丸」が就航し4隻体制となる(24往復)。
1977年(昭和52年) : 「第六有明丸」が就航。
1985年(昭和60年) : 「第八有明丸」が就航。
1988年(昭和63年) : 「第十有明丸」が就航。
平成
1994年(平成6年) : 「サンライズ」が就航。また多以良港に新ターミナルビルが完成。
1996年(平成8年) : 長洲港に新ターミナルビルが完成。
1997年(平成9年) : ありあけ号運行休止。
2000年(平成12年) : 運航効率改善のため長洲港に二層式可動橋が完成。従来の4隻体制から3隻体制での運航が可能となる。
2001年(平成13年) : 多比良港に二層式可動橋が完成。
2012年(平成24年) :「有明みらい」が就航。
過去に運航していた船舶
有明丸
1958年(昭和33年)就航。1964年(昭和39年)の東京オリンピックでは、聖火輸送の大役を担った。
第二有明丸
1959年(昭和34年)就航。
第三有明丸
1967年(昭和42年)就航。就航時は一層甲板だったが、1973年に輸送力増強のため二層甲板化改造を実施。
第五有明丸
1971年(昭和46年)就航。後に第三有明丸と同様に二層甲板化改造を実施。
第六有明丸
1977年(昭和52年)就航。就航当初より二層甲板を装備。
第七有明丸
1980年(昭和55年)就航。車両甲板を改良し、従来の船では不可能だった大型トレーラー等の輸送に対応。
第八有明丸
1985年(昭和60年)3月竣工。722総トン、全長57.3m、幅12.8m、2,600馬力、最大速力14.6ノット、林兼造船建造。
旅客定員470名。車両積載数:75台(乗用車換算)
第十有明丸
1988年(昭和63年)2月竣工。721総トン、全長57.0m、幅12.8m、2,600馬力、最大速力14.7ノット、林兼造船建造。
旅客定員470名。車両積載数:75台(乗用車換算)