消防艇とは、水上や沿岸において発生した火災の消火や災害への対応を行う船舶である。主に地方政府の消防組織や沿岸警備隊が保有している。
専用に設計された消防艇の多くは強力なポンプを備え、取り込んだ水を船の高い位置に取り付けられた放水銃から放水することで火災消火を行なうが、その他にも救助専門艇や指揮専門艇、これらの兼用艇がある。積載する化学消火剤を放水に混ぜることで石油火災に対処するものもある。
消防艇「ひまわり」は平成27年3月に配備されました。また同船は、スクリューではなくウオータージェットで進むため、沿岸の浅い地域など活動領域も広がった
小倉北消防署浅野分署に消防艇基地を置き、北九州市の200キロメートルを越える沿岸地域一帯の安全災害に備えています。
消防艇には、化学消火装置や水中探査カメラや救難用ジェットスクーターも装備しており、水難事故発生時には、水難救助隊とともに活動を行います。
新消防艇は、全長約20メートル、総トン数19トンで、これまでの「ひまわり」よりも少し小さい船体となりましたが最大速度は43.3ノット。これまでの倍以上のスピードが出るほか、放水砲や計器類、水中ソナーなど各装備も最新のものとなりました。
最大定員は18名。海上での救難や救急、防災等、北九州市の海と島の安全安心を守る。
整備費は2億6000万円