作業用防護衣:
有害な化学物質やウイルスから人体を防護する。重量約350g
個人用防護装備 防護マスク:
有毒化学剤及びフォールアウト等を吸引しないように顔面に装着して人体を防護するために使用する。 重量約2Kg
個人用防護装備 戦闘用防護衣:
有毒化学剤、放射性物質及び微生物剤の身体への浸透及び付着を防止するために使用する。 重量約3.8㎏
化学防護服とは、一般的に有毒気体(いわゆる毒ガス)や病原体となるウイルス(天然痘など)といったものの付着や吸引を防ぐための、保護を目的とする特殊な被服である。
これらは人体に害をなす危険な液体や気体(あるいはエアロゾル)・粉末などの固体が人体に付着したり吸引するのを防ぐために着用される。写真に示される陽圧式化学防護服では、内部の圧力を外気圧より高く維持することでそれらの侵入を防いでいる。それ以外にも、浸透性の無い素材を使った非陽圧式の化学防護服では、腐食性の液体など有害物質の接触を遮断するものが存在する。簡易なものではつなぎのように手足は別の手袋などで、顔は呼吸用のマスクで覆われるものも見られる。
有毒な気体に関しては、自然発生的な火山ガス(高濃度の硫化水素など)のほか、化学兵器のようなものがあげられる。自衛隊の化学科部隊、警察のNBCテロ対応専門部隊や機動隊化学防護隊、消防の化学機動中隊や特別高度救助隊、消防救助機動部隊などの救助隊に配備されているほか、各種有害物質を扱う産業現場でも用いられている。また、「化学」とは付いているが前述の通り、危険な微生物やそれらへの感染者を扱う医療や研究分野での利用も見られる。
なおこれらの着用をした場合、この衣類の外部表面が有毒物質に曝露(さらされる)ため汚染される。これを脱ぐ際に外部に付着した汚染物質に触れてしまっては元も子もないため、脱衣の際にはシャワーを浴びるなどして除染してから脱ぐ。対応する汚染の種類によっては使い捨てにされることもあり、その場合は脱いだ衣類は汚染廃棄物として処理される。
なお、化学防護服を含む個人防護具(PPE)には防護レベルが設定されている。その設定方法には、米国式(レベルA~D)と欧州式(タイプ1~6)がある。日本では米国式が用いられることが多い。
レベルA
呼吸具としては供給式のもの(自給式呼吸器(SCBA)または送気マスク(SAR))を使用する。スーツの被覆範囲は呼吸具を含めた全身となる。
レベルB
呼吸具としては供給式のもの(SCBAまたはSAR)を使用する。ただし、呼吸具はスーツから露出していても良い。
レベルC
呼吸具としては、供給式以外のガスマスク(濾過式など)を使用する。
高性能感染防護具セット マックスガードカバーオール型
感染症対策に特化して、国内生地メーカーと共同開発した感染防護服です。
SF構造
軽量で作業性に優れたSF構造不織布を使用しています。
引張り・引裂きに強い、スパンボンド不織布、防水透湿フィルム
高いバリア性
感染の原因となる飛沫・体液・血液の浸透を高いレベルで防御します。
人工血液バリア性/クラス6(JIS T 8060 D法)
ウィルスバリア性/クラス5(JIS T 8061 D法)
軽量かつ頑丈、高い伸縮率
重さはわずか50±5g/㎡でありながら、引張り強度はたて50N、よこ70N以上、引裂き強度はたて25N、よこ20N以上。(JIS T 8115法)
優れた高い透湿性
透湿度300g/㎡・h以上
※透湿度は高いほど優れ、一般的な防水衣料では200g/m2以上で快適なレベルとされています。
高い耐水性
耐水度150cm以上
※耐水度も高いほど優れ、雨傘で、50cm以上必要とされています。
本商品は、外部の雨水等の侵入は防ぎ(耐水性)、運動等による発汗によって生じる水蒸気は外に放出する(透湿性)優れた機能を有します。