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コナンのラッピング列車

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青山剛昌氏のふるさと「北栄町」を通るコナン列車。
代表作の「名探偵コナン」は、国内外でも有名ですね。
コナンのラッピング列車は、4月3日から山陰線の鳥取~米子駅間で快速や普通列車として活躍しています。

鳥取県では8月から11月にかけて「国際まんが博」が、11月には「国際マンガサミット鳥取大会」が開催。http://manga-tottori.jp/?id=204 これらイベントに呼応したラッピング列車です。

平成15年秋、山陰本線鳥取⇔米子の高速化に合わせて導入されたキハ121/126をラッピングしていると思います。ローカル線区の地方都市間輸送に使用する初めての車両です。

キハ121/126は島根県・鳥取県の資金援助を受けて製造された西日本旅客鉄道(JR西日本)の一般形気動車です。高速化された線区での高速走行ができる下回りと、同社が新造電車で行っている車両システムの統一や省力化、また交通バリアフリー法への対応などを盛り込んで設計され、0番台は全車が新潟鐵工所で、10番台とキハ121形は全車が新潟鐵工所を引き継いだ新潟トランシスで製造されました。

車体は軽量ステンレス製で、ラッピング前の車体塗装は側面には赤色の帯を中央に配しコーポレートカラーの青色が巻かれており、前面は黒色としつつも、高速運転のため警戒性を高めるため赤色が使用されています。外観は機能的な無駄のなさから美しさを見出せるようにデザインされています。

本系列の製造に当たり、1つの機能に対して1つのスイッチ、1つの指令線が必要であった従来の考えを払拭し、デジタル化して伝送することにより引き通しの配線量を減らすことができるとともに、ガイダンスモニタの画面により制御することができる列車情報制御装置 (TICS) が搭載されています。
ブレーキは機関ブレーキ併用電気指令式空気ブレーキを採用し、雪の多い区間を走行することから耐雪ブレーキも装備されている。電車との共通化と、配管の減少および TICS の導入による配線の簡素化のために、JR西日本の気動車としては初めて電気指令式ブレーキが採用されました。
ディーゼルエンジンはキハ187系で採用されたコマツ製の SA6D140H (450PS/2,100rpm) を1基搭載し、片方の台車に動力を伝達する(2軸駆動)。最高速度は100km/hであるが、起動加速度および中高速域での加速性能は従来車より向上している。台車は223系に準拠したボルスタレス式 WDT60A および WTR244A で、最高速度は100km/hであることからヨーダンパは準備工事となっている。変速機はDW21(変速1段・直結4段)を採用し、これもキハ187系と共通する。なお、将来の130km/h運転に対応した設計となっています。
また、制御回路も223系などの同社の電車に準拠したものとなっており、冷暖房装置や制御装置、補助電源用の三相交流電源や列車やエンジンを制御する直流電源をエンジンに直結した発電機で発電し供給する「電気駆動方式」を取り入れています。


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