生野駅(いくのえき)は、兵庫県朝来市生野町口銀谷(くちがなや)字中筋にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)播但線の駅である。特急「はまかぜ」が停車する。
駅のある生野は戦国時代以降、日本で有数の銀産地として繁栄し、ピーク時には1万人を超す人口を有した当地です。
しかしながら銀山の閉山後は過疎化が著しく、特急列車こそ停車しますが、往年の賑わいはありません。
駅構造
相対式2面2線のホームを持ち、交換設備を有する地上駅。
駅舎は2009年に新設された西口(姫路方面行きホーム側)と東口(和田山方面行きホーム側)両方にあり、ホームの跨線橋で連絡している。
駅西口の駅舎は白壁に瓦葺の和風鉄骨造駅舎で、観光案内所が併設されています。
駅東口ですが旧国鉄デザインの鉄骨造駅舎です。市街地はこちら側に広がっています。
配線上では一線スルー化も可能であるが、信号機が片側設置のため、ホームは方向別になっている。
一時期無人化されていたが、現在は福崎駅管理の簡易委託駅で、朝から夕方まで2009年3月に竣工した西口駅舎に駅員が配置されている。
鉄道では全国的に珍しい右側通行となっている。
新井方面からは上り勾配となっていて、新井方面から見て駅構内は左側にカーブしており、さらに左側分岐であるため、左側通行では勾配途中で分岐制限を受けてしまうので、蒸気機関車はホームへの停車が困難だったからである。
2010年(平成22年)4月、西口駅舎内に朝来市観光情報センターがオープンした。
のりば
のりば 路線 方向 行先
1 J 播但線 下り 和田山方面
2 上り 寺前・姫路方面
駅前広場は広く整備されています。
駅周辺
銀山まち回廊
但陽信用金庫会館(但陽美術館・但陽会館)
生野書院
生野マインホール
旧生野警察署
生野義挙碑(生野代官所跡)
SUMCO生野クラブ
生野まちづくり工房井筒屋財
旧生野鉱山社宅(甲社宅)
国史跡生野銀山(当駅から神姫グリーンバス喜楽苑行または黒川行で生野銀山口下車)
播但連絡道路 生野ランプ
バス
停留所名 生野駅裏(神姫)、生野駅西口(全但)
神姫グリーンバス
黒川・喜楽苑行き
全但バス
和田山駅・八鹿駅行き
夢但馬周遊バス「たじまわる」
「兵庫県統計書」によると、2015年(平成27年)度の1日平均乗車人員は267人である。
1895年(明治28年)4月17日 - 播但鉄道が長谷駅から延伸し、その終着として開業。旅客・貨物の取扱を開始。
1901年(明治34年)8月29日 - 新井駅までの延伸に伴い、南へ300m移転。途中駅となる。
1903年(明治36年)6月1日 - 播但鉄道が山陽鉄道に営業譲渡。山陽鉄道の駅となる。
1906年(明治39年)12月1日 - 山陽鉄道国有化により国有鉄道の駅となる。
1909年(明治42年)10月12日 - 線路名称制定。播但線の所属となる。
1973年(昭和48年)4月1日 - 貨物の取扱を廃止。
1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により西日本旅客鉄道の駅となる。
所属路線 J 播但線
キロ程 43.6km(姫路起点)
電報略号 イク
駅構造 地上駅
ホーム 2面2線
乗車人員
-統計年度- 267人/日(降車客含まず)
-2015年-
開業年月日 1895年(明治28年)4月17日
備考 簡易委託駅