甘地駅(あまじえき)は、兵庫県神崎郡市川町甘地字荻原にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)播但線の駅。
駅構造
相対式ホーム2面2線を持つ、行違い設備を備えた瓦葺の古い木造駅舎の地上駅である。配線はY字分岐ではないものの一線スルーにはなっておらず、ホームは方向別で分かれている。
上りホームの東側には留置線があり、冬期などには保線車両が夜間滞泊している姿を見ることもできる。
駅舎は姫路方面行きホーム側にあり、反対側の寺前方面行きホームへは跨線橋で連絡している。福崎駅管理の簡易委託駅だが、早朝と夕方以降は無人になる。切符売場にはタッチパネル式の券売機が1台。
のりば
のりば 路線 方向 行先
1 J 播但線 上り 福崎・姫路方面
2 下り 寺前・和田山方面
下りホームにはオープン区画のある構造の待合室が設置されています。
駅舎のかつて営業していたキオスクは自動販売機コーナーに変わっています。また貨物扱いしていた名残が残っています。
駅周辺
甘地駅を出て左手には甘地駅前公園があり、播但鉄道に関わった内藤利八の顕彰碑が置かれている。
以前は駅を出てすぐの所にキヨスクがあり新聞や土産物などが売られていたが撤去され、同じ場所にはジュース等の自動販売機がある。
周辺には、新聞の自動販売機・但陽信用金庫・市川町立市川中学校などがある。
駅から出てしばらく直進すると旧JA兵庫西甘地支店がある。ここでは駅周辺の町おこしの一環として、地元の自治体等によって年に一度ビアガーデンが計画されている。
さらに東へ市川を越えると市川町役場があり、更に南東にはマックスバリュやゴダイ薬局、ザ・ダイソー、町立の文化センターや図書館などがある。 北方向に徒歩10分ほどで、市川町立甘地小学校や市川郵便局に行ける。
利用状況
「兵庫県統計書」によると、2015年(平成27年)度の1日平均乗車人員は865人である。
1894年(明治27年)7月26日 - 播但鉄道が姫路駅 - 寺前駅間で開業すると同時に設置。旅客・貨物の取扱を開始。
1903年(明治36年)6月1日 - 播但鉄道が山陽鉄道に営業譲渡。山陽鉄道の駅となる。
1906年(明治39年)12月1日 - 山陽鉄道国有化により、国有鉄道の駅となる。
1909年(明治42年)10月12日 - 線路名称制定。播但線の所属となる。
1973年(昭和48年)4月1日 - 貨物の取扱を廃止。
1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により西日本旅客鉄道(JR西日本)の駅となる。
2016年(平成28年)3月26日 - ICカード「ICOCA」の利用が可能となる。
所属路線 J 播但線
キロ程 20.6km(姫路起点)
電報略号 アチ
駅構造 地上駅
ホーム 2面2線
乗車人員
-統計年度- 865人/日(降車客含まず)
-2015年-
開業年月日 1894年(明治27年)7月26日
備考 簡易委託駅