船種:ケミカルタンカー
船籍:上天草
総トン数:199トン
竣工:2017.4
建造:本瓦造船(株)
船主:(有)東弘汽船
運航:(株)辰巳商会
船級 総トン数(G/T) 載貨容積(㎥) 載貨重量(ton) タンク材質 主な積載品目
JG 199 175 300 SUS316L 硫酸
ケミカルタンカー(英語: chemical tanker)は、化学物質をばら積みで運ぶために設計されたタンカーの一種である。
海を行くケミカルタンカーは、通常載貨重量トンにして5,000 トンから40,000 トンほどで、これは特定の積み荷に特化しているという船の性質や、積み込みや積み降ろしのために寄港するターミナルの大きさの制約などの理由により、他の種類のタンカーの平均的な大きさよりかなり小さなものとなっている。
ケミカルタンカーは通常、いくつかに分けられたタンクを持ち、それぞれはフェノールエポキシ樹脂や亜鉛ペイントなど特別なコーティングがされていたり、ステンレス鋼で造られていたりする。コーティングやタンクの材質によって、そのタンクが運ぶことができる積み荷の種類が決定される。硫酸やリン酸などの強い酸の積み荷にはステンレス鋼のタンクが必要とされる一方で、より単純な積み荷、植物油などはエポキシ樹脂コーティングのタンクで運ぶことができる。
ケミカルタンカーは、特定の積み荷の粘度を保つためにタンクを暖める装置を持っていることがある。典型的にはこのシステムは、積み荷のタンクの中にステンレス鋼の加熱管が通されていて、圧力の掛かった蒸気をここに送り出すボイラーがある。これにより熱が積み荷に伝わり、対流によりタンク内で循環する。多くの現代のケミカルタンカーは二重船体構造を特徴としており、タンクそれぞれにポンプがあり独立したパイプ系統がつながっている。これは、各タンクに別な積み荷を積んで、互いに混じり合うようなことが無く運べることを意味する。積み荷を降ろした後のタンクのクリーニングはケミカルタンカーの運航ではとても重要なもので、これは適切に洗浄されなかったタンクの残留物が次の積み荷の純度に悪影響を与えることがあるからである。タンクをクリーニングする前には、タンクが適切に換気され、爆発性の気体が溜まっていないことを確認することがとても重要である。
ほとんどの新しいケミカルタンカーは日本、大韓民国、中華人民共和国の造船所で建造されており、他の建造国としてはトルコ、イタリア、ドイツ、ポーランドがある。
ケミカルタンカーによる輸送市場はいくつかの大手ケミカルタンカー運航事業者に独占されている。ストルトニールセン (Stolt-Nielsen)、オドフェル (Odfjell)、アイツェン・ケミカル (Eitzen Chemical)、クリッパー・タンカーズ (Clipper Tankers)、Berlian Laju Tankerなどである。最終的な船の使用者である借受人は、石油メジャーや化学専門企業などである。
3大ケミカルタンカー所有者やそれより小さな所有者のタンカーを予約するために、多くの借受人は最も安い借り賃を得るために専門のブローカーを利用する。
名称 本瓦造船株式会社
事業内容 各種小型鋼船・鉄鋼構造物の製造及び修理
造船部門
通算約600隻、G/T5~749トンの船舶を年間約12隻建造しています。
登録・許可 造船業登録番号 中小鋼船 第102号
第二船台新設許可番号 中国海産 第121号
第二船台拡張許可番号 国海産許 第2621号、第2649号
建造船級 JG、JCI、NK、LR他
設 立 昭和24年4月
資本金 57,500,000円
所在地 本社工場
〒720-0202 広島県福山市鞆町後地1717
TEL (084) 982-2500 FAX (084) 982-1230
第二工場
〒720-0202 広島県福山市鞆町後地242-1
TEL (084) 982-1122 FAX (084) 982-1125
第三工場
〒720-0202 広島県福山市鞆町後地26-95