三菱・デリカD:5(痛車 魔法少女リリカルなのは)
デリカ D:5(DELICA D:5、デリカ ディーファイブ)は、三菱自動車工業が製造・販売しているSUV・ミニバン型の乗用車である。フロントエンジンの1BOXミニバンの先駆けともなったデリカスペースギアの後継車であり、世界で唯一のオールラウンダーミニバンをコンセプトに開発されている。生産は「パジェロの町」岐阜県加茂郡坂祝町にあるパジェロ製造が担当。
車名の由来
「デリカ」は荷物を運ぶ車(=Delivery Car)の略で、当代はその「デリカ(DELICA)」の「5代目」から「D:5」となった。また、デリカD:2の登場を機に5段階でもっとも大きいモデルという意味も込められ、これを機に三菱のミニバンシリーズは今後「デリカ○○」のネーミングで統一されることとなった。
なお、2WD(FF)モデルの「C2」とは“Casual 2WD”の略でより身近で使い勝手の良い2WDという意味を込めており、エアロバージョンの「ROADEST」とは“道”を意味する「Road」と“最上級”を意味する「~est」の掛け合わせで、オンロードでの走りの良さを予感させるスタイリッシュなエアロ仕様を纏った上級モデルをイメージしている。
また、デリカ伝統の特別仕様である「シャモニー(CHAMONIX)」はフランス・アルプスのリゾート地に、「ジャスパー(JASPER)」はジャスパー国立公園に由来。
歴代モデルと同様に、冬季限定車は「シャモニー」、夏季限定車は「ジャスパー」という位置づけとなっている。
シャーシ・ボディ
ボディには、ほ乳類の肋骨の様な4つの環状型の骨格構造(リブボーンフレーム:ほ乳類の肋骨のように、ボディフレームの結合部の断面を確保することによって生まれた、環状型の骨格構造)と、アンダーボディには大型のクロスメンバー(剛性補強部品)と低床設計を採用。
2007年度の自動車アセスメントの衝突安全性能試験総合評価は最高6スター(★★★★★★)を獲得した。
所謂世界戦略シャシである三菱・GSプラットフォームの小型車版PMを用いて作成された車両。
同一シャシを用いる車両は非常に多く、三菱社内だけでも、ギャランフォルティス、アウトランダー、RVR、エクリプスクロスなど、主力中型乗用車のほどんどが共通プラットフォームとなる。(例えば、フロントタワーバーやプレース強化など、車体フレーム強化部品にこれらの車種は完全互換の軸間を持っている。)ほかにも、シトロエン・プジョーにも共通する車両が多くある。
エンジン
当初は、4WDのみの設定だったため4B12型 直列4気筒DOHC16バルブ(MIVEC) 2,359cc(170馬力)のみが搭載された。その後、2WD(FF)モデルが追加された。エンジンには4B12型が搭載されていたが後に燃費性能に優れた専用エンジンとして、4B11型 直列4気筒DOHC16バルブ(MIVEC) 1,998cc(150馬力)が搭載されたがマイナーチェンジ時に、新たに燃費性能に優れた4J11型 直列4気筒SOHC16バルブ 1,998cc(150馬力)を搭載することなった。トランスミッションはINVECS-III 6速スポーツモード付CVT。
そして、2012年12月26日に スターワゴンやスペースギアの歴代デリカのディーゼルファンの強い要望に応え、4WD車にミニバン初のクリーンディーゼルエンジン 4N14型 直列4気筒DOHC16バルブICターボコモンレールDI-D 2,267cc(148馬力)を追加設定した。トランスミッションはINVECS-II 6速スポーツモード付A/T。
サスペンション
サスペンションは、フロントに マクファーソンストラット式 リヤには、クルマの上下動や制動時、旋回時などでさまざまな力が加わった際も、正しい姿勢を確保できるトレーリングアーム式マルチリンクを採用されている。先代 デリカスペースギアよりもトレッドを拡大することにより、操縦安定性と乗り心地・旋回性能が向上した。
四輪駆動システム
今回から初代アウトランダーをベースにしているため、電子制御4WDを採用している。燃費のよい「2WD」、路面状況や走行条件に応じて、前後に駆動力を適切に配分する「4WDオート」、強力なトラクションが得られる「4WDロック」の3つのモードをダイヤル式のドライブモードセレクターで、走行中でも簡単に切り替えることができる。しかし機械式のローギアを備えたスターワゴン及びスペースギアから比べるとオフロード性能は落ちたと言われている。
三菱・デリカD:5
CV1W/CV2W/CV4W/CV5W型
フロントバンパープロテクター非装着車(-2018年4月)
フロント
Mitsubishi Delica D5 003.JPG
リヤ
Mitsubishi Delica D5 004.JPG
車内
Delicad5interior.jpg
製造国 日本の旗 日本
販売期間 2007年1月 -
設計統括 野村真三(プロジェクトマネージャー)
デザイン 矢野和雄
乗車定員 7人
8人
ボディタイプ 5ドアSUV型ミニバン
エンジン 2WD車
4B11 2.0L 直列4気筒DOHC16バルブ(MIVEC)
(2009年12月~2011年12月)
4J11 2.0L 直列4気筒SOHC16バルブ
(2011年12月~)
4WD車
4B12 2.4L 直列4気筒DOHC16バルブ(MIVEC)
4N14 2.2L 直列4気筒DOHC16バルブICターボコモンレールDI-D
駆動方式 FF/電子制御4WD
最高出力 2WD車
2.0L 150PS/6,000rpm
2.0L 150PS/6,000rpm
4WD車
2.4L 170PS/6,000rpm
2.2L 148PS/3,500rpm
最大トルク 2WD車
2.0L 20.1kg・m/4,200rpm
2.0L 19.4kg・m/4,200rpm
4WD車
2.4L 23.0kg・m/4,100rpm
2.2L 36.7kg・m/1,500~2,750rpm
変速機 INVECS-III CVT(ガソリン車)
INVECS-II 6AT(ディーゼルターボ車)
サスペンション F マクファーソンストラット式
R トレーリングアーム式マルチリンク
全長 4,730mm
全幅 1,795mm
全高 1,825-1,870mm
ホイールベース 2,850mm
車両重量 1,690-1,910kg
先代 三菱・デリカスペースギア
『魔法少女リリカルなのは』(まほうしょうじょリリカルなのは、英: Magical girl lyrical Nanoha)は、独立UHF系各局で2004年10月1日から12月24日にかけて全13話が放送されたテレビアニメ作品。『魔法少女リリカルなのはシリーズ』の第1期作品。
キャッチコピーは「魔法少女、はじめました。」
タイトルロゴの副題英文は「Magical girl lyrical Nanoha. She whispers some words mildly in your heart, and makes your gentle days.」と記されている。
当初『リリカルなのは』は既存のゲーム作品からのスピンオフであり、その原作となったゲーム『とらいあんぐるハートシリーズ』のシナリオを担当した都築真紀が、本作『リリカルなのは』においても全話の脚本を担当している。ただし、ゲームに登場する『リリカルなのは』は『とらいあんぐるハート』という土壌があって初めて成立するものであることから原作の『リリカルなのは』の部分だけをアニメ化してもうまくいかないと考え、都築は当初から「ゲームをそのままアニメ化することは難しい」という持論を持っていた。したがって都築は、本作『魔法少女リリカルなのは』において登場人物の設定を流用しつつも、その内容についてはオリジナルで行くことに決めていた。テレビアニメは当初から深夜のUHFアニメと決まっていたため、深夜帯に視聴する層にアピールするため、派手なアクションを取り入れたとも語っている[1]。本来の都築の魔法少女観は『とらいあんぐるハート3 ビジュアルファンブック』で語られているように、ハートフルな往年の女児向け魔法少女モノのイメージであるが、前述の事情や1クールという短い放送期間の都合で直球で作ると往年の魔法少女ファンすら喜ばない「魔法少女アニメのパロディ・二次創作」に評価が落ち着いてしまうので、それを避けるために本作ではその基本構造は本質的な骨子以外あえて無視している[2]。なお、原作版の構造はそれとは全く逆で、『とらいあんぐるハート3』までのシリーズをプレイしてきたプレイヤーの中に培われた作品への思い入れを「魔法少女アニメのパロディ」的な様式美の中で発露させることによって、感動へと昇華させる形となっている。
ストーリー前半はいわゆる魔法少女アニメのような感じだったが、母を救うために同じくジュエルシードを集めるなのはのライバルとなるフェイトの登場によりそれぞれの目的のぶつかり合いにより次第に「魔法バトルアクション」と言うべきものになっていった。一方で、恋愛もまた「アニメで表現するのは難しい」テーマだと考えていたようで[3]、原作では重要な要素だった男女間の恋愛というものは本作ではほとんどなく、代わりになのはとフェイトの少女間の友情を描いている。
従来は単なる「道具」としてしか描かれないことが多かった「魔法の杖」を、自立判断し英語でしゃべるパートナーとして描いている。担当声優に母語話者を起用した。
キャラクターの名称には自動車関連の名称が多く使用されている。