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土運船

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土運船

浚渫船や陸上積出基地等から土砂を泥倉に受け入れ運搬する作業船。
土運船には自船の推進器により航行する自航式と自らは航行できない非自航式があり、自航式には引船による曳航方式と押船による押航方式がある。


  また、泥倉の型式として甲板上に土砂を積載する甲板式と船体内部に積載する船倉式があり、船倉式には船倉の底部が左右に開いて土砂を水底に投棄する底開式、船倉部全体が中央部より左右に開いて土砂を投棄する全開式、箱状の船倉からバックホウ等の機械を用いて揚土する密閉式等がある。

・廃棄物の排出方法
廃棄物の排出方法は、廃棄物海洋投入処分等に関する省令(平成 17 年 9
月 22 日環境省令第 28 号)第 6 条第 1 項に規定する方法で実施する。航
行中に排出しない。
施工サイクルは、1 日 1 隻
当たり1~2回。
①グラブ浚渫船にて水底面を掘削する。浚渫する際には、浚渫位置をGPS等で
浚渫予定範囲内であることを確認し、確認した内容を排出実績報告書に記録す
る。


浚渫土砂の排出方法:グラブ浚渫船により浚渫した土砂を下図の全開式土運船に入れ、
排出海域(海洋投入海域)に運び、船底を開けて排出する。
②掘削した土砂を土運船に積み込む。浚渫土量は、土運船の廃棄物処理記録簿に
記録する。土運船には、20 ㎝×20 ㎝程度の格子に編んだワイヤーメッシュが設
置されており、これに掛かる粗大ゴミを撤去する。
③曳船にて土運船を海洋投入海域まで曳航する。


④曳船の GPS 等により、土運船が排出海域範囲内であることを確認し、土運船を
開き海洋投入する。確認した排出海域の経度と緯度は、土運船の廃棄物処理記
録簿に記録するとともに GPS データの写真を撮影する。
⑤海洋投入完了後、土運船を曳航し、グラブ浚渫船に接岸する。
土運船の洗浄は、工事の最後に実施する。
また、年間排出頻度は、海象条件や土運船の積載能力にもよるが 10~40 回
である。


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