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(臨時駅)池の浦シーサイド(JR東海)参宮線

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池の浦シーサイド駅(いけのうらシーサイドえき)は、三重県伊勢市二見町松下にある、東海旅客鉄道(JR東海)参宮線の駅(臨時駅)である。
毎年夏期限定で開業していたが、2018年(平成30年)は営業休止となった。2016年(平成28年)の営業日数は4日で、計16本(8往復)停車した。海水浴客の便宜を図って開業した駅であるが、駅前に干潟があるものの、最寄りの海水浴場「池の浦シーサイドパーク」までは徒歩で15分程度かかり、利用者のほとんどは鉄道ファンである。

駅構造
駅舎はなく、堤防上にホームが設置されるのみの無人駅です。単式ホーム1面1線を有する地上駅。ホームは長さ60m(2両編成分)、幅2mあり、ベンチや待合室はない。駅舎はなくホームを隔てたフェンスの向こうは海である。駅入口付近には建物とベンチが長年手入れされない状態で放置されていたが現在は撤去されている。営業期間外にはホーム入り口がフェンスで閉ざされている。駅の管理は伊勢市駅が行っている。

駅周辺
粟皇子神社
池の浦シーサイドパーク - 当駅は本来、この海水浴場を訪れる海水浴客の利用を見越して開業したが、駅には海水浴場への案内標識すらない。500mほどの砂浜が続く遠浅の海水浴場で、更衣室や温水シャワーが整備されている。
マコンデ美術館
国際リゾート短期大学校跡地

1989年(平成元年)7月、池の浦海水浴場への誘客を目指して地元の二見町と池の浦観光協会の要望を受けて開業した。東海旅客鉄道が設置する臨時新駅はナゴヤ球場正門前駅に次ぐ2例目であった。当時、池の浦海水浴場の利用客は4万人おり、東海旅客鉄道では1万人の利用を見込んでいた。開業1年目の1989年(平成元年)は7月16日から8月31日まで(47日間)営業し、名古屋からの臨時快速列車を含む1日33本が停車した。
1990年(平成2年)には95日営業し、普通列車だけでなく快速「みえ」も停車し、海水浴客や潮干狩り客が利用した。1995年(平成7年)には30日間に縮小したが、1日あたりの停車本数は上下線各9本ずつあった。しかし競合する海水浴場が増えたことや周辺の保養所が減少したことを背景に利用者が減少、2002年(平成14年)には海水浴客はほとんどいなくなった。この頃には年間停車日数が10日前後になった。
停車日数・本数が減少する中、二見町では駅の存続要望を続けてきた。それどころか通常駅への昇格も要望している。市町村合併で二見町が伊勢市となってからは池の浦シーサイド駅が話題に上ることはなくなり、伊勢市二見総合支所の担当者も「廃止されてもやむを得ない」と朝日新聞にコメントしている。2008年(平成20年)時点で東海旅客鉄道は「わずかながらも利用者はいるので、当面廃止予定はない」としている。2016年(平成28年)の営業日は7月30日、7月31日、8月6日、8月7日の4日で、1日あたりの停車は列車2往復(下りが10時58分と13時58分、上りが11時38分と14時33分)、すなわち年間の停車数は16本であった。
2018年(平成30年)5月31日、JR東海は2018年の営業は行わないと中日新聞により報道された。2017年は30人程度まで利用客が減少し、今後の回復の見込みがないためとしている。今後の駅の存廃は未定で、伊勢市側も存続を求めていない。
1989年(平成元年)7月16日 - 開業

鉄道ファンには知られた場所で、鉄道撮影に訪れる者も少なくない。2016年(平成28年)7月30日の1番列車で池の浦シーサイド駅に降り立った清水浩史によると、その時の降車客は20人弱で全員が鉄道ファンであり、海水浴客はいなかったという。

池の浦シーサイド駅
ホーム(2009年9月21日)
ホーム(2009年9月21日)
いけのうらシーサイド
Ikenoura-seaside
◄松下 (1.7km)(3.7km) 鳥羽►
所在地 三重県伊勢市二見町松下1769-18
北緯34度29分28.94秒
東経136度48分48.16秒
所属事業者 東海旅客鉄道(JR東海)
所属路線 参宮線
キロ程 25.4km(多気起点)
電報略号 イケ
駅構造 地上駅
ホーム 1面1線
乗車人員
-統計年度- 8人/日(降車客含まず)
-2017年-
開業年月日 1989年(平成元年)7月16日
備考 臨時駅
2018年(平成30年)より営業休止


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