破壊機救難消防車は、航空自衛隊における空港用化学消防車の呼称です。飛行場を持つ基地に配備され、基地業務群施設隊消防小隊によって運用されています。
大型破壊機救難消防車とも呼ばれており、自衛隊最大の消防車。航空機事故等に対処する為に開発された高性能消防車で火災消火や人命救助にあたります。8輪駆動車で高い機動性を持ち キャビン上の放水銃はコクピット内から操作出来ます。2011年福島第一原子力発電所事故での放水にも出動しました。
乗員 5人
車輌重量 31,520kg
最大積載量 11,150kg
全長 11,950mm
全幅 3,100mm
全高 3,780mm
最高速度 100km/h
登坂能力 tanΘ0.62
最小回転半径 11.9m
タンク容量 300リットル
エンジン 形式:RH10E 気筒数:V10×2 総排気量:26,507cc×2 最高出力:450ps/2,200rpm×2
トランスミッション 形式:常時噛合式 変速段数:前進4段、後進2段
製作 東急車輌製造
備考 新型航空機に対する消火及び人命救助用に1989年度から配備された。A-MB-1、A-MB-2に比べてずいぶん未来的なデザインの車輌である。
不整地走行可能なシャシー(全輪駆動8×8、リヤエンジン900ps)に耐蝕アルミニウム軽合金製構造ボディーを架装した国内最大の空港用化学消防車として、東急車輌製造が製造している。消火装置は運転室内からの遠隔油圧操作方式で、事故機に追随しながらの放水が可能となっている。水槽容量は12,500リットル、薬液槽容量は850リットルで、最大射程80m・吐出量6000/3000リットル切替式のターレットノズルを装備している。