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CL169ことざくら 20メートル型巡視船

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CL169ことざくら 20メートル型巡視船

すずかぜ型巡視艇(すずかぜがたじゅんしてい、英語: Suzukaze-class patrol craft)は、海上保安庁の巡視艇の船級。区分上はCL型、公称船型は20メートル型。なお、ネームシップが配属替えに伴い改名したことから、現在ではひめぎく型とも呼ばれる。

本型ではプレジャーボートや小型漁船の高速化に対応して、速力の向上を図っている。船型を滑走性能のよいものにするとともに、上部構造や艤装品をアルミニウム合金製として重量軽減を図った。主船体は従来の15メートル型・18メートル型と同様に高張力鋼製である。
塗色は平成12年度補正予算建造艇以降白色塗装が標準となり、船側にS字章及びJCGロゴが標記されるようになった。またそれ以前の建造艇も一部は白色塗装と変更し、船側にS字章及びJCGロゴが標記されている艇もある。
大型化にともなって操舵室・居住区が拡大されて、業務処理および居住性の向上が図られている。操舵室には全乗員分のダンパー付き椅子が配置されており、また居住区にはベッド兼用の長椅子があるほか、巡視艇として初の簡易シャワー設備が備えられている。

配備先によりマストが起倒式となっている艇が存在する。例えばCL11は当初配属地の係留場所が小樽運河内であり、橋をくぐる必要があったため。(※全艇起倒出来る、油圧式かボルト止め手動式の違い。ボルト止めの艇はほぼ倒されることはない)なお、現在係留先が変更になり小樽運河内では巡視艇は係留されていない。

艇によっては電光掲示板を装備。
無線機器の装備の違いによりアンテナの装備が艇により違いがある。
艇によっては小型の複合艇を搭載している。
高速化のため主機関も強化されており、V型12気筒4サイクルディーゼルエンジンが搭載された。主機関にはMTUタイプとMANタイプがあり、MANタイプではMAN D2842LYE、MTUタイプではMTU 12V183 TE92型(910 ps / 2,230 rpm)が採用されている

 

船  型 20メートル型巡視船
番号・船名 CL169  ことざくら
所  属 佐世保海上保安部
全  長 20.0メートル
最大幅 4.30 m
吃水 0.88 m
主機 ディーゼルエンジン×2基
推進器 スクリュープロペラ×2軸
出力 1,820馬力 2,040馬力
速力 30ノット
航続距離 200海里
乗員 5名
レーダー 航法用×1基
光学機器 夜間監視装置 (CL-135以降)
総トン数 26トン


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