宇佐海軍航空隊の滑走路と重なる市道
戦備増強・航空隊の増設計画から60数年前、宇佐海軍航空隊が広大な水田が広がる宇佐平野(当時の宇佐郡柳ケ浦村地域)に飛行場を建設しました。現在の大幹線農道の幅は16メートルですが宇佐海軍航空隊の滑走路は幅80メートル長さが1,800メートルありました。飛行場が建設されたのは 周防灘に面する事で、洋上爆撃や魚雷訓練、航空母艦を招いての発着訓練も頻繁に容易に実施できる立地条件の良さからであると言われています。訓練用飛行場から、特別攻撃隊の基地へと変貌する事となり当初 隊員800名程度であったのが、2486名規模の大部隊基地となり、この地から神風特別攻撃隊を編成し多くの航空隊員が出撃し154名がなくなりました。滑走路があった場所には、大幹線農道南北2号線が通っています。
平成15年に宇佐海軍航空隊滑走路跡の記念碑2基とモニュメント14基が建てられました。その後募金により72基のモニュメントが追加されました。モニュメントは手を振って特攻隊を見送った人々をイメージしており、平和への願いと鎮魂の思いが込められています。(宇佐市HPより)