叡山ロープウェイ
叡山ロープウェイ(えいざんロープウェイ)は、京福電気鉄道(京福)が運営する、京都府京都市左京区の索道路線。
叡山電鉄叡山本線、叡山ケーブルとともに京都市内から比叡山山頂へのルートを形成する。
叡山ケーブル・ケーブル比叡駅近くのロープ比叡駅から比叡山頂駅(ガーデンミュージアム比叡前)を結んでいる。
9時台から18時台まで、毎時3 - 4本、8分 - 24分間隔で運行している。夏期は最終の時刻が21時台まで繰り下がる。
1月1日から3日は延暦寺への初詣客のために特別運行するが、それ以外の冬期は叡山ケーブルとともに運休するため、その期間内に鉄道系交通機関で比叡山を目指すには、大津側からのルートである通年営業の坂本ケーブルを利用することになる。
路線データ
全長:486 m
走行方式:交走式
運転時分:3分
駅数:2駅(起終点駅を含む)
接続路線
ロープ比叡駅:叡山ケーブル(ケーブル比叡駅)
比叡山頂駅:最寄りのバス停は、比叡山頂停留所で、駅から徒歩5分程度歩いたところにある。以下の路線が乗り入れ、京都バスおよび京阪バスにより運行されている。延暦寺へ行く際はこのバス停から延暦寺バスセンターまでバスでの移動となる。すべてのバスが当停留所始発である。
1番乗り場
51系統(京都バス):京都駅 行き(延暦寺バスセンター、京阪出町柳、三条京阪経由)
57系統(京阪バス):京都駅 行き(延暦寺バスセンター、京阪出町柳、三条京阪経由)
シャトル系統(京阪バス):延暦寺バスセンター行き
シャトル系統(京阪バス):ロテル・ド・比叡行き(延暦寺バスセンター経由)
2番乗り場
シャトル系統(京阪バス):横川行き(延暦寺バスセンター、西塔経由)
歴史
1928年(昭和3年)に京都電燈が「比叡山空中ケーブル」として開業。当時は現在のロープ比叡駅より若干上の位置にあった高祖谷駅から延暦寺の釈迦堂付近にあった延暦寺駅までのルートであった。
1942年(昭和17年)に京福に事業継承された後、太平洋戦争中に一旦廃止されたが、1956年(昭和31年)に現在のルートが開通し営業を再開した。当時の正式な呼称は「叡山空中鋼索線」とされた。改称の時期は不明。