JR九州小倉総合車両センター自連バネ検修場(旧 鉄道院小倉工場鍛冶職場)1913年/煉瓦造平屋建 施工:岩崎組
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この建物は「旧小倉工場微治職場」であるが、小倉工場の主要王場の一つとして大正2年(1918日)に竣工したレンガ造りの工場である。
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当時の鉄道関係の建築は木造駅令やレンガ造りの携造物が多かったが、日本における鉄道関係の建築は明治8年(1870)にイギリスから技術者を招聘したことに始まった。
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この建物のレンガの積み方は、レンガの小口を並べた層と長手を交互に積んだイギリス積みである。レンガの壁が崩壊するのを防ぐために正面や側面にバットレス(添え壁)を置いているが、正雨は左右対称形のデザインと共に壁面に除影を与え、安定感のあるデザインを創り出している。
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1階の感はアーチであるが、上部の感は水平材であるリンテル(窓まぐさ)とシル(窓台)による簡来な造りである。内部は鉄骨トラスによる来排でトップライトとハイサイド恋によって明るい自然光を取り入れている。
明治時代から大正時代に変わると、工場建集など大規棋建築は鉄骨排造に変わるが、レンガ造りから鉄骨携造に変わる過波期におけるレンガ造りの工場建築と言える。
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