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砲弾 榴弾

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教練弾

砲弾 榴弾(りゅうだん、High Explosive、HE)は、狭義には、砲弾の種類。爆発によって弾丸の破片が広範囲に飛散するように設計されている。
広義には、成形炸薬弾である対戦車榴弾や粘着榴弾など、着弾時に火薬の効果を用いる砲弾や、砲弾に限らず爆弾の内部に炸薬を詰めたものも指す。
砲弾の飛翔部分は弾体とも呼ばれ、一般的な小銃弾の外形を大きくしたような流線形のものが多い。翼を有するものは、後端部が絞り込まれた涙滴型であることもあり、迫撃砲もしくは近年の戦車砲のような滑腔砲の榴弾にこの形状が多い。

 

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弾殻
弾体の主な外形を作る弾殻は鋼鉄から鍛造ないし切削で作られ、すべて一体の中空成型か、または弾底部だけが別部品で作られ接合によって一体化している。大量生産に対応するために安価な銑鉄も用いられたが、金質がもろく破片が細かくなり過ぎるため、効力を確保するために鋼鉄製に比べて肉厚の設計とされた。弾種によっては、弾殻の内側に細かい格子状の溝が刻まれたものや、弾殻とは別に弾殻内面に金属球や金属棒が配置されているものがあり、炸薬の爆発時にこれらが飛び散り、破片効果による加害効率を高める構造のものがある。

62口径76mm単装速射砲(コンパクト砲)
オート・メラーラ 76 mm 砲(Oto Melara 76 mm gun)は、イタリアのオート・メラーラ社(現フィンメッカニカ社防衛部門)が開発した艦砲。その優れた性能から、開発国イタリアはもちろん、日本やアメリカ合衆国など世界40ヶ国以上で用いられている。
現在までに3タイプが発表されているが、とくにコンパクトとスーパーラピッドは、高い速射力と追尾能力をもち、対空・対水上に使用できる高性能な両用砲でありながら、きわめてコンパクトに収められている。
砲塔内が無人化された省力化砲で、小型軽量で小型艦にも装備が可能な、海上自衛隊の現用艦艇ではもっともポピュラーな速射砲である。ミサイルを迎撃できる能力があると言われる。自動給弾方式による44~110発をマガジンから発射できるが、弾丸の補給は人力でおこなわれる。砲塔は強化プラスチック製で、後部に点検用のハッチがある。艦によってはエバキュエーターの後ろにガンカメラを搭載しているものもある。砲身は水冷式でウォータージャケットで覆われており、マズルブレーキの後ろに冷却水を排出するための孔が開いている。ちなみに冷却水は真水が望ましいとされるが、護衛艦など真水の余裕がない艦艇の場合は海水が使用されている。

 

「砲兵」から見た世界大戦: ――機動戦は戦いを変えたか (WW2セレクト)   古峰文三 パンダ・パブリッシング

 


砲弾・装薬
弾薬: 完全弾薬筒(76.2×636mm)
砲弾: 榴弾, 調整破片榴弾, SAPOMER(射程延長型半徹甲弾), Vulcano(対地誘導砲弾), DART(対空誘導砲弾)など
重量 約7.5t
発射速度 10~100発/分(可変)
最大射程 約16,300m
俯仰角度 +85°~-15°
砲塔人員 無人
操縦方式 全自動電機油圧式
給弾方式 自動
弾丸重量 約6.4kg
製作 日本製鋼所(イタリア・オットーメララ社開発、ライセンス生産)


マズルブレーキ
マズルブレーキ(英: muzzle brake)は、発射時の銃の反動・砲の後座距離の減少を目的として銃・砲の銃口・砲口(マズル)に装着する、概ね円筒の周囲または箱形の側面に穴をあけた形状をした部品である。日本語では「銃口制退器」または「砲口制退器」という。
競技用拳銃などに装備されるマズルブレーキは「コンペンセイター」とも呼ばれる。
マズルブレーキと同様に銃身先端に装着するものにフラッシュハイダー、フラッシュサプレッサーがあるが、これは発射炎の制御を行うもので、マズルブレーキとは目的と効果が異なる。ただし、現代の小火器においてはマズルブレーキとフラッシュサプレッサーの機能を兼用した設計のものが多い。

 

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本部品を装着することで、発射時の銃の反動・砲の後座距離を減少させる働きがある。かつては比較的大口径の火器や機関銃に装着されることが多かったが、第二次世界大戦以降、歩兵の持つ小銃や一部の民間向けの拳銃にも装着されるようになった。これは、大戦後歩兵の小銃に全自動発射機能が付加されることが多くなったため連射時の反動のコントロールが重視されるようになったのが原因である。
マズルブレーキを装着して発砲した場合、銃・砲口から弾丸が飛び出したのちに噴出する装薬の燃焼ガスがこれに当たることで、銃・砲全体を一瞬前に引っ張る状態となり、また、側面の孔から噴出ガスを逃がすことで後方への反作用を減少させ、射撃手や砲架が受ける反動をある程度相殺・抑制する。これは、マズルブレーキ内部のしきりの数、弾丸が通過する孔の径、ガスを逃がす穴の位置や数により、噴出する量や方向を調整、跳ね上がりや連射時の偏向を抑制する効果も持つ。

砲塔
砲塔(ほうとう、英: Gun Turret)は、火砲の操作員や機構を保護すると同時に、さまざまな方向に照準し発射できるようにする装置である。火器の口径による銃と砲の区別に応じて、小さいものは銃塔ともいう。ここでは砲塔の前段階的装置である砲郭も併せて解説する。
砲塔は通常、兵器を搭載する回転式のプラットフォームであり、対艦用の陸上砲台など要塞化された建造物・構造物のほか、装甲戦闘車両、水上艦艇、軍用機にも取り付けることができる。
砲塔には、単数または複数の機関銃、機関砲、大口径砲、ミサイル・ランチャーを装備することができる。また、有人操作のものも、遠隔制御のものもあり、装甲が施されていることが多い。小型の砲塔や、大型の砲塔に付属する副砲塔はキューポラと呼ばれる。ただしキューポラという用語は、武器を搭載せず、戦車長などが観測のために用いる回転塔を意味する場合もある。
砲塔による防護の目的は、兵器とその操作員を戦闘による損害、天候、周囲の状況、自然環境などから守ることである。


砲塔(ターレット)の語源は、要塞において建物や城壁の上に建てられた防御用構造物、「小塔(ターレット、Turret)」に由来している。これに対して地面に直接建っている構造物は塔(タワー、tower)と呼ばれる。近代以後は回転機構にターレットの呼称が付されることが多く、砲塔の方が一般化していることがうかがえる。

 

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初期の砲塔は円形に近かったが、砲の強大化に加えて前面に厚い装甲(防盾)を配するようになり、重心が前方に偏って回転を妨げないようにカウンターウェイトを兼ねて砲塔後部にバスルと呼ばれる張り出しを設けるようになった。バスルは本来は服飾上の用語だが近代以後は廃れたため、現代では砲塔で言及されることが多い。

 

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