たまプラーザ駅(たまプラーザえき)は、神奈川県横浜市青葉区美しが丘一丁目にある、東急電鉄田園都市線の駅。横浜市で最も北に位置する駅である。愛称はたまプラ。駅番号はDT15。
駅構造
相対式ホーム2面2線を有する半地下駅で、ホームの大半が人工基盤で覆われている。2006年から2009年10月まで駅前再開発事業に伴う駅改良工事を実施していた。ホーム中央部の人工地盤には円形の開口部が設けられ、吹き抜けとなっている。改札階にも、床、駅事務室、改札階にかかる梁、吹き抜けなどに円弧を描くようなデザインが見られる。
改札階からは、3フロア分の吹き抜け構造の大規模な屋根が設置された。側面は2フロア分全面ガラス張りの構造になっている(写真参照)。天井が非常に高いため、駅施設等のサインシステムには、デザインは共通なものの設置方式が当駅独自のものを採用している。
新百合ヶ丘とたまプラーザ周辺 おいしかった本 ミスモ編集部 ミスモ編集部
工事に伴って新たにコンコースとホームを結ぶ階段・エスカレーターは設置されなかったが、2009年10月3日から鷺沼駅寄りに「東改札」が新設された。従来からあざみ野駅寄りにある改札は「中央改札」と名称が変更になった。改札内のエレベーターの階数表示では、改札が1階で、ホームが地下1階に変更されている(改札外のエレベーターでは改札階が1階、地上が地下2階と表示されている)。
この新駅舎は、社団法人鉄道建築協会による鉄道建築協会賞の作品部門で、最高の賞である『最優秀協会賞』を受賞した。これは、東急の駅では初めてである。
2000年ごろ実施したエレベーター設置工事では、渋谷方面のエレベーターが当初メインの改札と離れたところに独立して設置されたため、少々不便であった。再開発工事に伴い、旧エレベーターは撤去され、改札内に新たに設置されたが、上りホームが若干狭くなっている。
たまプラーザ 吉田一郎不可触世界 Matsuri Studio
駅上部へ商業施設を建設するため線路上にあった送電線は地中化する計画だが、地中化の範囲は当駅の2面4線化を考慮したものである。再開発工事に伴い、上下線とも外側に副本線を増設できるような空間が設けられたが、現時点で線路を敷設する計画はない。
のりば
番線 路線 方向 行先
1 DT 田園都市線 下り 長津田・中央林間方面[5]
2 上り 二子玉川・渋谷・押上〈スカイツリー前〉・春日部方面[
田園都市生活 66 (エイムック 4042) 田園都市生活編集部 エイ出版社
駅構内設備
改札中
自動販売機 - 上り・下りホーム
改札外
売店
LAWSON + toks - 中央改札の券売機横
公衆電話
コインロッカー
ステーションATM
三菱UFJ銀行 東急たまプラーザ駅ATM
横浜市図書返却ポスト
再開発工事
2006年以降、駅を含む駅周辺一帯では東急による再開発工事が進行しており(たまプラーザテラスも参照のこと)、駅上部を含む駅周辺に人工地盤を建設し(ホームの画像の薄青色の柱・梁が工事中の人工地盤)、その上に商業施設や駅前広場などが新たに整備された。
駅名の由来
「たまプラーザ」という駅名は、開業当時の東京急行電鉄社長であった五島昇の発案によるものである[注 1]。田園都市線の駅名を決定するにあたり、特に語呂がよくて親しみやすく、他に類似のものがないことと、駅の所在地と関連があり、駅勢圏のシンボルとなるものが考慮された。「プラーザ」とは、スペイン語で「広場」を意味するもので、たまプラーザが採用される前は「元石川駅」という駅名とする予定であった[13]。元石川町(駅近辺の当時の町名)を多摩田園都市の中心にすえ、広場中心の街づくりを念願したものである。
なお、駅所在地は1969年(昭和44年)に「元石川町」から「美しが丘一丁目」になっている。
駅周辺
住宅が多いベッドタウンで、北口の前を通る道路は桜並木になっている。駅前には大型商業施設や店舗も集積し、バスも近郊路線だけでなく長距離線が発着するターミナルとなっている。東急グループと横浜市は2012年に駅北側地区の街づくりで協働する協定を結び、2017年2月に拠点となる「ワイズ リビング ラボ」を開設した。
たまプラーザテラス
ノースプラザ(東急百貨店たまプラーザ店)
ゲートプラザ
サウスプラザ
イトーヨーカドーたまプラーザ店
ビックカメライトーヨーカドーたまプラーザ店
東急百貨店たまプラーザ
ツルハドラッグたまプラーザ駅前店
ノジマたまプラーザ店
チャンプカメラたまプラーザ店
FM-salus
國學院大學たまプラーザキャンパス
神奈川県立元石川高等学校
横浜美しが丘郵便局
横浜美しが丘四郵便局
たまプラーザ駅南口郵便局
メディカルモール・たまプラーザ
バス路線
東急バス
東急トランセ
川崎市交通局
小田急バス
京浜急行バス
京成バス
川崎鶴見臨港バス
富士急湘南バス
1998年10月1日より羽田空港行の空港連絡バスが運行されている(南口より発車)。
2003年4月16日より新百合ヶ丘駅発当駅経由成田空港行の空港連絡バスが運行されている(北口より発車)。
2004年12月1日より東京ディズニーリゾート行の直行バスが運行されている(北口より発車)。
小湊鐵道
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たまプラーザ駅を舞台にしたドラマなど
TBS系列で1983年(昭和58年)に放送された『金曜日の妻たちへ』や、テレビ朝日系列で1984年(昭和59年)に放送された『私鉄沿線97分署』は、当駅周辺が舞台となっている。
1994年(平成6年)には青葉区制定を記念して『青葉物語』というドラマが東急ケーブルテレビジョンで放送された。出演者やスタッフが地元住民であった。
1966年(昭和41年)4月1日 - 開業。
2000年(平成12年) - 駅バリアフリー化工事完成。改札階とホーム及び南口がエレベーター、エスカレーターで結ばれる(渋谷方面ホーム行きエレベーターのみ独立して設置)。
2006年(平成18年) - 駅再開発工事着工。
2008年(平成20年) - 渋谷方面ホーム行きエレベーターがメインの改札内に新設され、独立改札は閉鎖された。
2009年(平成21年)
9月9日 - 南口新バスターミナル供用開始。同時に改札とサウスプラザ4階を結ぶ連絡橋も供用開始。
10月3日 - 渋谷寄りに「東改札」が開業。同時に北口新バスターミナルも供用開始(地下ターミナルとなった)。
10月22日 - たまプラーザテラスゲートプラザIIが開業。
2010年(平成22年)10月7日 - たまプラーザテラスゲートプラザIIIが開業。
2018年(平成30年)9月30日 - ホームドアの使用開始。
たまプラーザ駅
たまぷらーざ
Tama-plaza
◄DT14 鷺沼 (1.4km)(1.1km) あざみ野 DT16►
所在地 横浜市青葉区美しが丘一丁目3番地
北緯35度34分38.7秒 東経139度33分30.4秒座標: 北緯35度34分38.7秒 東経139度33分30.4秒
駅番号 DT15
所属事業者 東急電鉄
所属路線 ■田園都市線
キロ程 17.1km(渋谷起点)
駅構造 半地下駅
ホーム 2面2線
乗降人員
-統計年度- 83,136人/日
-2019年-
開業年月日 1966年(昭和41年)4月1日[1]
備考 東急電鉄直営駅
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