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下野電気鉄道デハ103号台車

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下野電気鉄道(現 東武鉄道鬼怒川線)が、軽便鉄道時代(軌間762mm)の1925(大正14)年に雨宮製作所で造った電車デハ103号の台車です。 当初は762mm軌間の軽便電車でしたが、1929~30年、1,067mmへ改軌道後は、台車を改造して使用しました。しかし1931(昭和6)年2月架線電圧を550Vから1,500Vに昇圧したため、すぐに使用されなくなり、同電気鉄道の東武系列化後は、浅草工場に保管されていました。

1939 (昭和14)年になって、日本鉄道自動車工場(株)が台車を買取り、これを使用して銚子電鉄初のボギー電車ボデハ101(後のデハ101)号が誕生しました。1999 (平成11)年3月に廃車になり保管されていたので、貴重な台車として当館に保存しました。車輪はその形状から通称「松葉スポーク車輪」で知られていますが、製造当時、貨車に多く使用され、電車にはあまり使用されていません。

最近では珍しくなりましたが、大変乗り心地が良いといわれています。片方の台車は上毛電気鉄道に引き取られ保存されています。また同種の台車は、花巻電鉄( (昭和47年廃止)のデハ1~3号でも、使用されていました。 下野電気鉄道は、1943 (昭和18)年5月1日に東武鉄道に合併され、現在の鬼怒川線になっています。

重量 約4トン
車輪直径 863mm

 

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