EF５９１６カットモデル　JR貨物フェスティバル 広島車両所 一般公開

　広島車両所にあったカットモデルのEF5916です。EF5916は、老朽化が進んだことから1977年に後継機としてEF61形200番台が開発されましたが、重連使用時に不具合があることが判明したため8両を投入した時点で置き換えは中止され、1200t列車には老朽化を押して引き続きEF59形重連が使用されました。

後継機の開発が遅れたため、EF53形よりも後に登場したEF56形およびEF57形と比べて長期間使用されましたが、1982年からEF67形が開発・増備されたため、残った車両の廃車が進み、1986年までに全車が運用離脱しました。

後部補機として走行中開放も行っていたため、自動開放装置付きの密着自連を装備している。10号機は保存を目的に西日本旅客鉄道（JR西日本）に承継され、下関地域鉄道部下関車両管理室で保管されていましたが、2006年7月に除籍され解体されました。この車両の廃車により、本形式は2006年度に廃形式となりました。

ＥＦ５９１６履歴
1934-10-12　三菱神戸工場/三菱電機　製番144/63
ＥＦ５３１７　配属　東京局　配置　国府津
1934-10-12使用開始
1934-11-27東京
1945-5-25被災　東京機関区で焼夷弾により主抵抗器破損
1952-11-17借入　国府津
1952-11-19返却
1953-6-22借入　国府津
1953-6-27返却
1965-8-1借入　高崎第二
1965-8-16返却
1965-9-16瀬野
1965-10-22(10-13?)鷹取工場改造　ＥＦ５９１６
1965-11-23竣工　配属　広島局　配置　瀬野
1984-2-1広島

1984-7-30廃車　広島

約1/3の車体、台車が保存されている。