ニューかめりあは、カメリアラインが運航しているフェリー。かめりあの代船として三菱重工業下関造船所で建造され、2004年7月に就航した。
船名の「かめりあ」は、英語の「Camellia」であり、「椿」という意味です。
「椿」の花は、大韓民国釜山広域市の市花です。一方、福岡市の市花は、椿科の「山茶花(サザンカ)」です。
この航路を結ぶ両市に共通する市花の「椿」から『かめりあ』と命名し、日韓交流の架け橋としての定期航路をめざし船名としました。
船体は6層構造で、6DECKが操舵室および乗組員区画、5・4・3DECKは旅客区画、1・2DECKが車両搭載区画となっている。右舷の船首および船尾にランプウェイを装備する。 国際フェリー初の交通バリアフリー法に基づいて作成された鉄道・運輸機構の旅客船バリアフリー設計マニュアルに準拠したバリアフリー高度化船である。
船室
船室タイプ一覧
クラス タイプ 部屋数 設備
特別室 ツイン 3名×2室 プライベートデッキ、ウォークインクローゼット、ユニットバス、トイレ、テレビ、冷蔵庫付
特等室 ツイン・洋室 2名×4室 クローク、シャワールーム、トイレ、テレビ、冷蔵庫
ツイン・和洋室 3名×2室
シングル 1名×4室
一等 和室A 5名×21室 座卓、押入れ、テレビ、洗面台
洋室B 2名×22室 2段ベッド、テーブル、椅子、クローク、テレビ、洗面台
洋室C 4名×12室 2段ベッド、テーブル、椅子、クローク、テレビ、洗面台
二等室 大部屋 24室(301名) テレビ、更衣室
設備
パブリックスペース
インフォメーション
エントランス
展望ラウンジ(フォワードサロン)
多目的ホール
供食・物販設備
レストラン
免税店
自動販売機
入浴設備
展望風呂
娯楽設備
カラオケルーム
ゲームコーナー
日韓航路
博多港(博多港国際ターミナル) - 釜山港(国際フェリーターミナル)
博多発は昼行便、釜山発は夜行便として1日1往復が運航される。運航ダイヤは、北行は博多発12時30分、釜山着18時、所要時間は5時間30分、南行は釜山発20時、博多着翌5時30分頃(乗客の下船時間は7時30分)。
2020年3月8日から2022年12月23日には新型コロナウイルスに伴い貨物輸送のみを実施。
船名:「ニューかめりあ」
船籍:日本(福岡)
主機:18PC2-6V×2基
馬力:27,000ps
速力:23.5ノット
載貨重量:4,500トン
就航航路:博多港-釜山港(国際定期航路)
船種 フェリー
所有者 日本郵船
運用者 カメリアライン
建造所 三菱重工業下関造船所(1104番船)
航行区域 沿海
船級 JG
信号符字 JG5720 無線局免許状情報
IMO番号 9304497
MMSI番号 431602232
経歴
起工 2003年9月18日
進水 2004年2月20日
竣工 2004年6月28日
就航 2004年7月
現況 就航中
要目
総トン数 10,862 トン(国内総トン)
19,961 トン(国際総トン)
載貨重量 4,642 トン
全長 170.00 m
垂線間長 158.00 m
全幅 24.00 m
深さ 17.90 m
喫水 6.00 m
満載喫水 6.00 m
デッキ数 6層
機関方式 ディーゼル
ボイラー 大阪ボイラー製作所 OEV-350-20 1基
主機関 JFE 18PC2-6V 2機
推進器 4翼可変ピッチプロペラ 2軸
最大出力 19,800 kW
定格出力 16,830 kW
最大速力 25.88ノット
航海速力 23.5ノット
航続距離 4,300海里
旅客定員 522名(最大647名)
乗組員 49名
積載能力 220TEU
車両搭載数 乗用車41台