写真は災害派遣に使用する野外炊具設備。指揮官以下4名で3基一セット150人分の調理が可能。
構成:平釜・バーナー置台・かまど・煙突・ガスバーナー等(ガスボンベ、調理器、ゴムホース)・調理器具付属品1組
調理能力 3基1セト1回 150人分
燃料消費量 1基1時間あたりプロパンガス2.0〜2.5KG
野外炊具は、欧米の軍隊が所有する『フィールドキッチン』に相当する、陸上自衛隊が装備する野戦用調理器具の総称です。屋外で大量の調理を行うことができ、野外演習だけでなく、災害派遣にもその能力を発揮する。なお、航空自衛隊は本車と同じく調理機能を有する炊事車(自走式)を装備しており、また1930年代には旧帝国陸軍が同じく調理機能を有する九七式炊事自動車(自走式)を開発・制式採用し、実戦投入しています。