近江八幡駅は近江商人発祥の地であり湖東地区の中心都市でもある滋賀県近江八幡市鷹飼町にある駅です。西日本旅客鉄道(JR西日本)・近江鉄道の駅です。
JR西日本の東海道本線と、近江鉄道の八日市線が乗り入れており、八日市線は当駅が終点となっています。東海道本線は「琵琶湖線」の路線愛称設定区間に含まれており、IC乗車カード「ICOCA」の利用エリア内です。日中時間帯は1時間あたり4本が停車いたします。大阪駅から当駅への終電は23時13分発の快速か23時20分発新快速(野洲駅乗り換え)です。
当駅は、草津駅より北の琵琶湖線各駅の中では最も乗車人員が多い駅ですが、車両基地が野洲駅北方に存在することもあり、停車本数が少なく、終電も早い駅です。
単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線、計2面3線のホームを有する地上駅で、商家を模したデザインの橋上駅舎、昭和56(1981)年8月改築を有しています。駅前広場は整備され、バス路線も多数乗り入れています。単式ホームが1番のりば、島式ホームが2・3番のりば(3番のりばが近江鉄道の駅寄り)です。駅のきっぷ売り場には券売機が4台。オープンカウンター式のみどりの窓口と指定席券売機も設置されています
かつて東海道本線を走っていた「比叡」や「たかやま」などの急行列車停車駅であったが、現在は長距離優等列車は停車しない。アーバンネットワーク内相互発着の特急「びわこエクスプレス」と「はるか」が停車する。直営駅(彦根駅の被管理駅)です。
JR近江八幡駅プラットホーム
ホーム 路線 方向 行先 備考
1 ■琵琶湖線 上り 米原・長浜・大垣方面
2・3 ■琵琶湖線 下り 草津・京都・大阪方面 3番のりばは待避用
ホームにはレール廃材を利用した長いホーム上屋があります。
下りは緩急接続が可能で、3番のりば(4番線)は普通列車の新快速や特急列車の待避に使用される。ホームのない上り待避線(2番線)は貨物列車や臨時列車の待避に使われている。国鉄時代は近江鉄道と線路がつながっており、武佐行き(東洋カーボン側線)などの車扱貨物の授受があった。
1889年(明治22年)7月1日 - 官設鉄道(現在の東海道本線)の八幡駅として開業(関ヶ原駅 - 馬場(現在の膳所駅)間の開通と同時)。客貨取扱を開始。
1895年(明治28年)4月1日 - 線路名称制定。東海道線(1909年より東海道本線)の所属となる。
1913年(大正2年)12月29日 - 湖南鉄道線(現在の近江鉄道八日市線)の新八幡駅が開業。
1919年(大正8年)3月11日 - 近江八幡駅に改称。
1927年(昭和2年)5月15日 - 会社合併により湖南鉄道の駅は琵琶湖鉄道汽船の駅となる。
1929年(昭和4年)4月1日 - 路線譲渡により琵琶湖鉄道汽船の駅は八日市鉄道の駅となる。
1944年(昭和19年)3月1日 - 会社合併により八日市鉄道の駅は近江鉄道八日市線の駅となる。
1981年(昭和56年)8月 - 駅舎を改築(2代目)、橋上駅舎化。
1984年(昭和59年)2月1日 - 貨物取扱が廃止。
1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により国鉄駅は西日本旅客鉄道(JR西日本)の駅となる。
2003年(平成15年)11月1日 - JR西日本でICカード「ICOCA」供用開始。
電報略号 マン
駅構造 地上駅(橋上駅)
ホーム 2面3線
乗車人員
-統計年度- 17,135人/日(降車客含まず)
-2011年-
開業年月日 1889年(明治22年)7月1日
備考 直営駅
みどりの窓口 有
* 1919年に八幡駅から改称。