3トン半航空用燃料タンクは、自衛隊の装備。主に航空科や後方支援連隊などに配備され、飛行場、野外において航空機に対する燃料補給に使用される。燃料を輸送する車両であるため法令の定めにより車両の前後には「危」の標識が取り付けられています。
タンク後方に箱状の装置が増加されている関係で、3トン半燃料タンク車よりも最大積載量が1100kg少ない。航空用JP-4(A)は異物対策の為、フィルターを通した物が給油される。空自では航空機によって軍用規格の「JP-4」と凍結防止剤を添加した「JP-4A」を使用しています。JP-4の中身はケロシンと呼ばれる石油製品で、灯油60%ガソリン40%と両者のほぼ中間の成分です。
荷台のタンクは最大積載量こそ4000kgですが比重の関係もあり実際には航空用燃料「JP-4」を5000L積載することが可能。後方の箱にはホースリールや給油関連の機器が収納されていて、燃料の補給と抜き取りが可能です。
製作:いすゞ自動車
全長:7530mm
全高:2870mm
全幅:2485mm
重量:9740kg
最大数量:5000L
最大積載量:4000kg
最高速度:97km/h
出力:250ps