愛野駅の駅名「愛野」は、南高来郡愛津村・野井村が1889年(明治22年)に合併して同郡愛野村となった際の合成地名です。長崎県雲仙市愛野町野井にある島原鉄道島原鉄道線の駅で急行が停車する駅です。戦前には当駅を起点として半島西岸の小浜までの鉄道路線が運行されていました。
愛野の中心部。駅の南側に町並みが広がっている。駅前には温泉軽便鉄道の愛野村駅があったことを示す記念碑および、「ほほえみの像」が立てられている。
愛野駅から吾妻駅までのきっぷは「愛しの吾が妻(いとしのわがつま)」に通じるとして縁起切符になっています。
相対式ホーム2面2線と側線1本を有する地上駅。南側のホームに面して天辺に十字架(2007年現在では横棒が外れて避雷針状になっているが)を持つ教会風の駅舎が置かれており、駅舎には駅事務室および待合所、トイレ(水洗式)が設けられている。また、北側のホームにも待合所が設置されている。有人駅であり、駅舎内の出札窓口において切符等の委託販売が行われています。
待合室にはバッチリ広告が入った木製長椅子が設置されています。ホーム上の待合所の長椅子は広告無しのFRP製です。貨物扱いしていた時代の側線跡も残っています。
1911年(明治44年)6月20日 - 島原鉄道により愛野村駅(あいのむらえき)として開業。
1923年(大正12年)5月5日 - 温泉軽便鉄道愛野村駅業務開始。
1924年(大正13年)5月31日 - 温泉軽便鉄道が温泉鉄道へ改称。
1933年(昭和8年)10月2日 - 温泉鉄道から雲仙鉄道へ譲渡。
1938年(昭和13年)8月16日 - 雲仙鉄道廃止。
1960年(昭和35年)11月5日 - 愛野駅へ改称。
1971年(昭和46年)8月1日 - 業務委託化。
1984年(昭和59年)9月30日 - 貨物営業廃止。
2010年(平成22年)3月14日 - 駅舎が塗り替えられ新しいデザインになる
所属路線 ■島原鉄道線
キロ程 12.4km(諫早起点)
駅構造 地上駅
ホーム 2面2線
乗降人員
-統計年度- 347人/日
-2005年度-(島原鉄道線内44駅中第9位)
開業年月日 1911年(明治44年)6月20日