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常山駅 /宇野線

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昭和14年開業の常山駅は、茶屋町以南で唯一交換施設のない棒線駅です。所在地は岡山県玉野市宇藤木。駅名にもなった常山(通称:児島富士)は女軍哀史(常山城:鶴姫)で知られ、常山駅からハイキングコースが整備されています。西日本旅客鉄道(JR西日本)宇野線の駅です。

常山は児島半島では金甲山・怒塚山に次いで3番目に高い山であり、その山容から児島富士や角山(つのやま。『備陽記』『吉備温故秘録』)とも呼ばれています。また、山頂には電波塔や玉野市指定史跡の常山城跡があり、本丸の部分である展望台からは児島湾干拓地や岡山市街地を見渡すことができる。

天正3年(1575年)毛利氏により攻撃を受けた三村氏一族最後の居城が常山城であり、常山城は毛利氏の軍勢に取り囲まれ上野隆徳は城内で自害したが、上野隆徳の妻である鶴姫は、武家に生まれた女としての信念を貫き、城内の侍女三十余名を率い、城外の毛利軍に突撃した。鶴姫は毛利軍の武将である乃美宗勝に一騎打ちを挑むが、乃美宗勝はそれを拒否し、思わぬ奇襲に乱れた軍を建て直した。鶴姫は再度城内に戻り、自害した。

宇野方面に向かって右側に単式ホーム1面1線を有する地上駅(停留所)。茶屋町 - 宇野間では唯一交換設備が無く、同一ホームに茶屋町方面行きと宇野行きの双方が発着する。
児島駅管理の無人駅で駅舎はなく、ホーム岡山寄りの端の出入口から直接ホームに入る。ホーム上の待合所の下に近距離切符の自動券売機(岡山地区のICOCA導入時に交換された機種であるが、ICOCA装填口は省かれている)がある。入口脇には駐輪所が設置されています。構内にトイレは無いが、近くに公衆トイレがある。
ホーム脇の公園や常山の山腹には桜の木が植えられており、開花時期になると大変綺麗である。

 

1939年(昭和14年)1月1日 - 宇野線の由加(現・迫川) - 八浜間に新設開業。
1960年(昭和35年)10月1日 - 宇野線電化完成。電車の運転開始。
1961年(昭和36年)
4月 - 国道30号線開通。
9月1日 - 宇野線の単線自動化。
1970年(昭和45年)
4月5日 - 宇野線CTC化完成。
4月30日 - 宇野線の手小荷物運搬電車運転終了(茶屋町−宇野間の途中駅での荷物扱い廃止)。
1987年(昭和62年)
3月23日 - 岡山−宇野間に213系電車を使用した快速「備讃ライナー」の運転開始。
4月1日 - 国鉄分割民営化により、JR西日本の駅となる。
1988年(昭和63年)4月10日 - 瀬戸大橋開通。本四備讃線が開業し快速「マリンライナー」などが運転開始。同時に岡山−宇野間の快速「備讃ライナー」は廃止。

電報略号 ツネ
駅構造 地上駅
ホーム 1面1線
乗車人員
-統計年度- 373人/日(降車客含まず)
-2010年-
開業年月日 1939年(昭和14年)1月1日
備考 無人駅(自動券売機 有)

 

 


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