岩国市は錦帯橋をはじめ岩国城などの多くの観光地や観光施設があります。岩国市営バスはこれらの観光地を周遊するバスを運行していますが、地元岩国にちなんだテーマによって工夫した特別なバス車両を運行しています。
①錦帯橋バス
岩国市が誇る名橋「錦帯橋」は世界木造橋梁上極めて貴重であり、市民の「誇り」となっています。そこで、半世紀ぶりとなる平成の架け替えを記念して、錦帯橋をラッピングしたバスをつくり、「錦帯橋バス」と命名しました。このバスは平成16年3月から山陽新幹線の新岩国駅及び山陽本線岩国駅と錦帯橋とを結ぶバス路線で運行を開始しております。
使用車両の特徴:車内には錦帯橋の歴史や架替え風景の紹介、また、創建図のミニ屏風も展示しています。
運行概要
車両種別 ①錦帯橋バス
運行コース: 岩国駅⇔室の木⇔裁判所⇔錦帯橋⇔下多田⇔新岩国駅
営業キロ: 11.2km
所要時分: 片道約30分
運行日: 毎 日
1日: 運行本数16本(平日)18本(土日祝)
運行時間帯:岩国駅8時43分始発20時50分最終(平日)
19時20分最終(土日祝)
新岩国駅 9時25分始発、21時35分最終(平日)20時10分最終(土日祝)
運行間隔: 約90分~100分
運行開始日: 平成16年3月13日
[車両諸元]
全長:8,990mm、全高:3,010mm、全幅:2,300mm、排気量:7,960cc、乗車定員:60人
【錦帯橋】岩国城下を流れる錦川にかかる「錦帯橋」は1673年に三代藩主吉川広嘉により創建されました。幅5m、長さ193.3m、橋面に沿って210mの規模を持つ5連のアーチ型木造橋梁です。しかし、1950年(昭和25年)のキジア台風で流失。「象徴」である錦帯橋を失うという大きな悲しみを乗り越え、再建されました。1922年には国の文化財「名勝」に指定されています。独特の構造を有する木造の造形美は、創建以来多くの人々の手によって大切に守り、受け継がれてきました。その330年の歴史を持つ錦帯橋は匠の「技」により今も往時の姿を保ち、人々に賞賛され愛され続けています。国指定名勝。日本を代表する木造橋。春は桜、夏は鵜飼いや花火の夜景、秋は城山の自然林の紅葉、冬は雪化粧と、「錦」の名の通り
、四季おりおりの色彩豊かな景観が楽しめます。
岩国市交通局(通称岩国市営バス)は、山口県岩国市および玖珂郡和木町を中心にバスを運行していた地方公営企業による公営バスである。本局は岩国市日の出町3-10にあった。2015年3月31日を最後に交通局を廃止、バス事業は2009年に交通局が設立した子会社の「いわくにバス」に全面譲渡された。