瀬戸内マリンビューは、西日本旅客鉄道(JR西日本)が広島駅 - 三原駅間を山陽本線・呉線経由で運転している快速列車(臨時列車)である。
2005年に広島県の大型観光キャンペーンにより、3月 - 8月の休日を中心に「スーパーサルーンゆめじ」を使用して、快速「瀬戸内おさんぽ号」が運転された。その後同年10月1日から観光列車として快速「瀬戸内マリンビュー」が運転されている。
2011年3月12日現在、臨時列車として土曜・休日のみ1日1往復運行されている。主として単線区間を定期列車の合間を縫って運行するため、通過駅であっても運転停車する場合がある。列車号数は一般的に下り列車は奇数、上り列車が偶数であるが、当列車は広島駅を基準としているため、下りが偶数、上りが奇数に設定されている(2012年の「清盛マリンビュー」運行に際しても、宮島口駅発が下りとなっている)。
なお、2011年3月11日までは毎日1日2往復で、1号が広島駅から三原駅まで運行、その後2・3号として三原駅 - 呉駅間を1往復し、最後に4号として広島駅に戻ってくる形で運行されていた。
大河ドラマ「平清盛」の連動企画として、2012年1月7日から2013年1月14日までの土曜・休日ダイヤにおいて宮島口駅 - 広島駅間で延長運転を行い、「清盛マリンビュー」として運転されていた。列車のヘッドマークに「大河ドラマ『平清盛』広島県推進協議会」のキャラクター「ひろしま清盛」のイラストを用いるなどの意匠変更が行われている。ドラマと関連イベントの終了に伴いタイアップも終了した。
2006年3月18日から2011年3月11日までは、広駅 - 三原駅間は各駅に停車していたが、2011年3月12日のダイヤ改正で、2005年10月の運転開始当初と同じ快速運転に戻された。
キハ47形気動車を当列車専用に改造したキハ47形7000番台を使用して2両編成で運転されており、1号車は指定席、2号車は自由席となっている。
全線電化の路線を全区間で気動車が走行するのは全国的にみても珍しい。
2005年(平成17年)3月19日:211系 スーパーサルーン「ゆめじ」編成(3両)が使用された快速「瀬戸内おさんぽ号」が運行開始。
2005年(平成17年)10月1日:キハ47形7000番台(2両)を用いて快速「瀬戸内マリンビュー」が運行開始。以降の本欄は「瀬戸内マリンビュー」について述べる。
2006年(平成18年)3月18日:広駅 - 三原駅間が各駅停車となる。
2010年(平成22年)7月 - 10月:大雨の影響により呉線に不通区間が発生し、運行休止になる。
2011年(平成23年)3月12日:ほぼ毎日2往復の運行から、土曜・休日のみの1往復運転に変更。広駅 - 三原駅間が快速運転に戻される。
2012年(平成24年)1月7日:山陽本線広島駅 - 宮島口駅間を延長運転し、宮島口駅 - 三原駅間の快速「清盛マリンビュー」として運転開始。この措置は2013年1月14日まで。
運行事業者 西日本旅客鉄道
列車種別 快速列車(臨時列車)
運行区間 広島駅・呉駅 - 三原駅
経由線区 山陽本線・呉線
使用車両
(所属区所) キハ47形7000番台
(下関総合車両所広島支所)
運行開始日 2005年10月1日
備考 2011年3月12日現在の