丹波口駅(たんばぐちえき)は、京都府京都市下京区中堂寺南町にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)の駅です。青果市場に囲まれた立地です。駅の周辺は日本最古の花街「嶋原」として、元禄時代には栄華を誇っていましたが、現在はその面影もほとんどなく、下町の住宅地が広がっています。駅名は京の七口の一つ「丹波口」に由来する。
旅客においては山陰本線が乗り入れており、「嵯峨野線」の愛称区間に含まれています。このほか、京都貨物駅からの東海道本線貨物支線(通称:山陰連絡線)が乗り入れており、当駅の京都駅寄りで山陰本線に合流している。
かつての平安京の朱雀大路の跡を南北に走る山陰本線が、五条通(国道9号)と交差する位置にある。
島式ホーム1面2線を有する高架駅。京都貨物駅への貨物支線に入る列車は京都側の片渡り線を経由して上り線から下り線に移り、下り線から梅小路方への分岐に入る形になっている。
改札口は地上に1か所、ホームは2階にある。地上とホームはエレベーターと階段で連絡している。駅舎への出入口は五条通(国道9号)に面した北側と、千本通に面した東側に設けられています。いずれの出入口も駅全体の北端に存在する。
トイレは改札内の中2階に男女別、地上の駅務室横に車椅子対応があってそれぞれ水洗式です。
亀岡駅が管理し、ジェイアール西日本交通サービスが駅業務を受託する業務委託駅です。ICOCA利用可能駅。切符売場には券売機が2台、みどりの窓口があります。待合室ではキオスクが営業しています。JRの特定都区市内制度における「京都市内」の駅です。
丹波口駅プラットホーム
ホーム 路線 方向 行先
1 ■嵯峨野線 上り 京都方面
2 ■嵯峨野線 下り 亀岡・園部・福知山方面
1897年(明治30年)
4月27日 - 京都鉄道が大宮駅から二条駅間の延伸に伴い開業する。
11月16日 - 京都鉄道が大宮駅から京都駅まで延伸される。
1899年(明治32年)8月1日 - 大宮駅廃止により、隣の駅が京都駅となる。
1907年(明治40年)8月1日 - 京都鉄道が国有化される。
1909年(明治42年)10月12日 - 線路名称が制定され、京都線の所属となる。
1912年(明治45年)3月1日 - 線路名称が改定され、京都線が山陰本線に編入されたことに伴い、当駅もその所属となる。
1918年(大正7年)9月10日 - 東海道本線貨物支線が開通する。
1927年(昭和2年)12月1日 - 京都市中央卸売市場への専用線が開通する。
1976年(昭和51年)3月16日 - 高架化にともない、北へ500メートルの位置に移転する。貨物取扱業務を新設の京都市場駅へ移管する。
1984年(昭和59年)2月1日 - 京都市場駅が廃止となる。
1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により、西日本旅客鉄道(JR西日本)の駅となる。
2003年(平成15年)11月1日 - ICカード「ICOCA」の供用を開始する。
2009年(平成21年)7月20日 - 京都駅から当駅まで複線化される。
電報略号 タン
駅構造 高架駅
ホーム 1面2線
乗車人員
-統計年度- 5,912人/日(降車客含まず)
-2012年-
開業年月日 1897年(明治30年)4月27日
乗入路線 2 路線
所属路線 ■山陰本線(嵯峨野線)
所属路線 東海道本線貨物支線(山陰連絡線)
備考 業務委託駅
みどりの窓口 有
京 京都市内駅
2010年(平成22年)1月31日 - 当駅から二条駅まで複線化される。