西添田駅(にしそえだえき)は、福岡県田川郡添田町大字庄にある、九州旅客鉄道(JR九州)日田彦山線の駅。
開業100年以上の歴史を誇る当駅は、開業当時添田を名乗っていましたが、彦山までの延長開業時に改称、添田町代表駅の地位を昭和17年に剥奪、庄貨物駅までの貨物支線が分岐していたのが廃止、駅の無人化と没落の歴史をたどっています。
添田町の中心地は駅南側から隣駅となる添田駅の間に広がっている。駅東側は炭鉱閉山後も長らくボタ山が残されていたが、現在は造成開発され住宅やスーパーマーケット、公共の文化・スポーツ施設が建ち並ぶ新市街を形成している。
単式ホーム1面1線を有する地上駅。かつては島式ホーム1面2線であった。
開業当初からの重厚な木造駅舎がJR九州に移管後も残っていたが、その後取り壊され新しい洋館風の簡易駅舎が建てられた。駅舎には喫茶店が入っていたが閉店した。国鉄時代に無人駅となっている。
駅舎内のホーム入口上にはステンドグラスが配されています。また湾曲した壁沿いに長椅子が設置されています。トイレと僅かばかりの待合機能がある程度。両脇の扉は障害者作業所の跡のようです。
かつては石炭の積み出しを行っていたが、現在駅にはその名残はほとんどない。
夜明方面、正面に見える「うたうはし」という名の跨線橋は左の「オークホール」に因んで音符の装飾が施されています。城野方面のホーム中程には国鉄時代からの待合所が設置されています。
1903年(明治36年)12月21日 - 九州鉄道の駅として川崎(現・豊前川崎) - 添田間開業と同時に添田駅として開業。
1904年(明治37年)10月25日 - 添田 - 庄間の貨物支線開通。
1907年(明治40年)7月1日 - 国有化。
1942年(昭和17年)8月1日 - 西添田駅に改称。
1943年(昭和18年)7月1日 - 西添田 - 庄間の貨物支線休止。
1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により九州旅客鉄道が承継。
電報略号 ニソ
駅構造 地上駅
ホーム 1面1線
開業年月日 1903年(明治36年)12月21日
備考 無人駅
* 1942年に添田駅から改称。
完全に手書きの純国鉄様式の駅名標があります。