TC-90 固定翼機
TC-90は、ビーチクラフト キングエアC90を改造した連絡輸送機です。海上自衛隊各航空基地に一機ずつ計5機配備されています。また、大型航空機パイロット養成の計器飛行過程など学生航法訓練機(B-65)の後継機として1974年から採用された機体で海上自衛隊練習機として、派生型のTC-90が第202教育航空隊(徳島)に28機配備されています。初期調達分はすでに退役が始まっているが、それに伴って新規調達も引き続きおこなわれています。2009年2月に納入された6835号機以降はGT型と呼ばれ、プロペラが従来の3翅から4翅に変更されています。
製作:米国ビーチクラフト社、新日本航空整備(改造)
全幅:15.3 m
全高: 4.3 m
全長:10.8 m
重量: 4.4 t
主翼面積 27.30m2
運用重量 2,530kg
最大離陸重量 4,380kg
プロペラ直径 2.36m
燃料搭載量(機内)384gal
最高速度:220 ノット
巡航速度:196 ノット
航続距離:2,150 km(25,000ft)
実用上昇限度: 9,084 m
海面上昇率 12,000ft/min
航続時間 5時間
エンジン:プラット・アンド・ホイットニー PT6A-20A/21 ターボプロップエンジン(580馬力×2基)
乗員:6名
徳島教育航空群第202教育航空隊(徳島)