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JR九州885系電車特急「白いかもめ」

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JR九州885系電車特急「白いかもめ」


かもめは、九州旅客鉄道(JR九州)が博多駅 - 佐賀駅・肥前鹿島駅・長崎駅間、および諫早駅 - 長崎駅間を鹿児島本線・長崎本線を経由して運行している特急列車です。列車名は海鳥のカモメが由来です。「かもめ」の名称を使用した列車は戦前から運行されており、日本国有鉄道(国鉄)・JRグループでは特急列車の名称として使用されている。戦前は「鷗」と漢字表記であったが、戦後はすべて平仮名表記になっています。

「和」のテイストがある「海鴎」、グリーン車は半室構造。フローリングにブラックのシート。座席には本革が採用され床のフローリングは「天然木」です。1+1+1の3ブレストで4列を配置。シートピッチは1,150mm。2席側はそれぞれが独立して設置されていて、実質全席が1人掛け席になっています。その他指定の車両シートは980mm。テーブルはインアーム式、センターアームからテーブルを引き出します。向かい合わせで全てのテーブルを引き出すと、中央に大きなテーブルが出現するようになっています。座席の座り心地はグリーン車ともにボディーホールディングは良く有りません。

デッキと客室を仕切るガラス戸は「和紙」を挟みこみ、独特な半透明な雰囲気があります。


特急「かもめ」は、1976年7月1日に長崎本線と佐世保線全線の電化により、それまで小倉駅・博多駅 - 長崎駅間で運行していた急行「出島」の一部を特急に格上げする形で、7往復で運行を開始した。運行区間の線路容量の都合から、6往復については小倉駅・博多駅 - 肥前山口駅間で佐世保駅発着の特急「みどり」を併結していた(残りの1往復に関しては「みどり」編成を「かもめ」の付属編成として連結し、肥前山口駅で増解結していた)。


1980年10月と1982年11月の2段階に分けて残りの「出島」は「かもめ」に格上げされ、福岡市と長崎市を結ぶ昼行優等列車は「かもめ」に統一されました。また小倉駅乗り入れは1980年10月にいったん終了した後、一部列車が再度小倉駅発着となったり、門司港駅始発で運行されていた時期もあったが、2005年3月に門司港駅乗り入れが廃止されて以降は博多駅以北への乗り入れは行われていません。
「みどり」との併結は1978年10月に全列車で行うようになった後、1985年3月に日中の一部列車が単独運行となり、1986年11月にはいったん全列車単独運行となった。国鉄分割民営化以降「かもめ」が増発されたのを受けて1988年3月に「みどり」との併結が復活し、以後増発されるたびに併結列車が増える傾向にあった。1992年からは「みどり」併結列車の一部でハウステンボス駅発着の「ハウステンボス」も併結するようになりました。新型車両の投入が進んだことで1996年に運行開始当初から使用されていた485系電車は「みどり」併結列車のみで用いられるようになり、2000年には単独運行の列車は885系電車、「みどり」併結列車はそれまで単独運行の列車で使用されていた783系電車に置き換わった。2011年3月12日のダイヤ改正で783系充当の列車のほとんどが787系電車での運行になったのと合わせて「みどり」との併結運行は終了しました。

定期列車は博多駅 - 長崎駅間25往復、博多駅 - 佐賀駅間3往復、肥前鹿島駅 → 博多駅間上り1本と、平日のみ長崎駅 → 諫早駅間上り1本が運行されている。佐賀駅・肥前鹿島駅発着列車は100号台、諫早駅発着列車は200号台が付与されています。


博多駅 - 長崎駅間の列車は、885系電車充当の列車と、時間帯によって787系電車充当の列車がそれぞれ1時間に1本運行され、毎時1 - 2本の運行である。区間運転の列車は主に朝と夜間に運行されています。このほか、繁忙期には博多駅 - 佐賀駅・長崎駅間で臨時列車が運行されることがある。

長崎駅発着列車はゴールデンウィーク、お盆、3連休などに3往復程度設定されるほか、福岡Yahoo!JAPANドームなどでのコンサートや長崎ランタンフェスティバルの際に「コンサートかもめ」や「ランタンかもめ」の名前で運行される場合があります。その際、ランタンフェスティバル向けの臨時列車は「ランタンかもめ」の列車名で運行されます。佐賀駅発着の臨時列車は時期によって異なるが、最大で片道7本程度設定される。


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