古河駅(こがえき)は、茨城県古河市本町一丁目にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)東北本線の駅である。
「宇都宮線」の愛称区間に含まれており、上野駅発着系統と、新宿駅経由で横須賀線に直通する湘南新宿ライン、上野駅・東京駅経由で東海道線に直通する上野東京ラインが停車する。
東北本線で唯一茨城県に存在する。両隣の駅は所在地がそれぞれ埼玉県、栃木県であるため、隣接する3駅連続で所在県が変わる国内でも2例しかない珍しい駅となっています。駅ビル「VAL古河」が併設されている。
駅前にはスーパーをはじめ商業ビルが多く立地するが、少し歩けばほとんどが住宅街である。駅西側が旧城下町・宿場町(古河宿)であり、歴史的建造物も存在する。
古河の元々の市街地である。東口は1953年に開設され、ここから東へ伸びる「十間道路」を中心に比較的整然とした区画の市街が発達し、古河市の中心市街地を成している。
島式ホーム2面4線を有する立派な高架駅。2007年(平成19年)3月にエレベーターが設置された。宇都宮線大宮 - 小山間で唯一、上下線別々の列車待避が可能である。
みどりの窓口(営業時間 7:00 - 19:00)・Suica対応自動改札機・指定席券売機設置。
のりば
番線 路線 方向 行先 備考
1・2 ■宇都宮線(東北線)下り 小山・宇都宮・黒磯方面
3・4 上り 大宮・東京・新宿・横浜・大船方面(■湘南新宿ライン・■上野東京ライン含む) 当駅始発は1番線
湘南新宿ラインの列車は横須賀線へ直通する。湘南新宿ラインのラインカラーを■青、上野東京ラインのラインカラーを■紫で示すが、実際のホーム案内はすべて■オレンジで案内されている。
上り方面の快速、快速「ラビット」、通勤快速、特急の前を走っていた普通列車は、当駅でこれらの列車を待避することが多い。
当駅上野方には下り線から上り線・宇都宮方には上り線から下り線への渡り線があり、1番線は上野方面への・4番線は宇都宮方面への折り返し運転が可能となっており、当駅始発の上り列車は1番線から発車する。 2010年12月4日以降、当駅始発・終着列車が朝の数本と日中の1時間に1本程度が設定されている。下りの当駅終着列車は、一部を除いて湘南新宿ライン新宿方面からの小金井方面行き列車に同一ホームで接続するが、上りの当駅始発上野行は平日朝1本を除き小金井方面からの湘南新宿ライン新宿方面行きと接続せずに発車する。大宮では後発の湘南新宿ライン快速に乗り換えることが可能。
東口ロータリーのほぼ中央に鉄骨製のあずまやがある。屋根を支えている4本の柱は地上駅時代に使用していた跨線橋の脚部に用いられていたものである。
地上駅時代には貨物扱いがあった関係から構内も広く、高架化後も1985年(昭和60年)3月の東北新幹線上野開業までは、県内唯一の東北本線の駅として東北地方へ向かう急行「いわて」・「まつしま」・「ばんだい」等が停車していた。
また、陸上自衛隊第101建設隊の手になる古河駐屯地施設補給処への専用線が存在した。現在では、駅南側から緩やかなカーブで駐屯地方面に至る道路と駐屯地内のホームにその名残を留めている。
JR東日本では、駅においてのWiMAXによるインターネット接続環境を提供するため、通信環境の整備を2008年度より進めている。2011年に当駅も対象となり、WiMAX屋内基地局が設置された。
1885年(明治18年)7月16日 - 日本鉄道の駅として開業。茨城県内で最初に設置された駅である。
当時、常磐線・水戸線ともに未開業であった。
1906年(明治39年)11月1日 - 日本鉄道が国有化。
1909年(明治42年)10月12日 - 線路名称が制定され、東北本線の駅となる。
1984年(昭和59年)3月24日 - 高架化。
1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により、東日本旅客鉄道に承継。
2001年(平成13年)11月18日 - ICカードSuica供用開始。
2007年(平成19年)3月 - エレベーター設置。
電報略号 コカ
駅構造 高架駅
ホーム 2面4線
乗車人員
-統計年度- 13,511人/日(降車客含まず)
-2014年-
開業年月日 1885年(明治18年)7月16日
備考 みどりの窓口 有