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武田尾駅 JR西日本)福知山線

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武田尾駅(たけだおえき)は、兵庫県宝塚市玉瀬字イズリハにある、西日本旅客鉄道(JR西日本)福知山線の駅である。


アーバンネットワークおよび「JR宝塚線」の愛称区間に含まれている。駅前は武庫川の渓谷と山々が広がるのみですが週末ともなると武庫川渓谷へのハイキング客の姿が多く見られます。

武庫川の直上に架けられた橋梁とトンネルで構成されている。かつて武庫川にダムの建設が計画されていた関係で、川からホームまではかなりの高さがある。駅舎のある北側は馳渡山の山麓に位置する。


当駅から西に徒歩10分ほどの距離の地区には武田尾温泉の温泉郷が広がっており、その玄関口でもある。駅前に若干の駐車スペースがありバス停があります。古くから北に離れた西谷地区からの路線バスが乗り入れているが、過疎化や宝塚市街地への道路が整備されたことから利用者は減少しており、宝塚市内の駅では最も利用者が少ない。

当駅付近の福知山線は、元々武庫川に沿って単線・非電化の線路が敷かれており、列車交換のため長時間停車する鈍行列車も珍しくなかった。
その後、1980年代の複線・電化を機に現在の新線に架け替えられてからは、大阪方面への高速運転が行われている。列車の本数も大幅に増加した。

2面2線の相対式ホームを持つ高架駅で駅舎はなく、ホームには武庫川を渡る橋の下から連絡します。分岐器や絶対信号機を持たないため、停留所に分類される。改札口へ階段入口脇には丸椅子とテーブルが設置され、待合所となっています。さらに改札口からホームへは階段を上がる必要があります。


ホームの南半分は橋梁(第二武庫川橋りょう)上、北半分はトンネル(第1武田尾トンネル)内にある。また、橋梁の大阪寄りは西宮市域である。
宝塚駅が管理する無人駅だが、ICOCA(および相互利用対象のICカード)が利用可能で、自動券売機および自動改札機(集札機能のない簡易型)が設置されている。
なお、旧線時代は1面2線の島式ホームで、武庫川と県道を跨ぐ神戸水道の水道管の真下に三田方面へと通じるポイントが敷設されていた。

のりば
のりば 路線 方向 行先
1 G JR宝塚線 下り 三田・篠山口方面
2 G JR宝塚線 上り 宝塚・大阪・北新地方面
日中は1時間あたり4本が停車する(全て普通)。朝ラッシュ時の大阪方面は本数が多い。

開業当初は、阪急田園バスのバス停がある武庫川の沿道が旧線であった。当駅周辺は山間の狭いV字谷となっているため、建設工事や落石防止などの護岸工事、そして保線作業が大変な区間であった。福知山線の大半のトンネルがこの周辺に集中しており、現在でも当時の護岸工事の痕跡が多数存在する。
1986年に当駅を含む宝塚駅 - 三田駅の新線が整備され、旧線が廃線になるとその直後から口コミが広がり、今では人気のハイキングコースとなっている。
廃線直後は旧国鉄により「立入禁止」の措置が執られ、入口に柵が設置されたが、にもかかわらずハイキング利用者が増加したため、1990年にハイカーが自己責任を負うことを条件に開放された。
2008年8月10日には、西宮市内のトンネル近くですれ違ったハイカーが岩場に転落・死亡するという事故が起こったため、これを機にJR西日本は対策を行ったが、ハイカーからなる団体に反対され、決定的な対策が講じられないまま現在に至っている。宝塚市も財政難であるため、整備が難しいのが現状である。
コース上の落石対策等の安全対策は万全ではなく、途中には照明のないトンネル(長いもので300 - 400m程度あるため、懐中電灯などの明かりになるものは必携)、当時のままの古い鉄橋や枕木などがそのまま放置されているなど足場が悪く、安全には十分留意する必要がある。また、当駅 - 生瀬駅間のコース途中に抜け道は存在しないため、体調はもちろんのこと、水場やトイレ、食料や飲み物についても考慮する必要がある。常に山間のコースであるため、携帯電話の電波は弱い(機種によっては圏外)。
後に、武田尾側の200m程度は遊歩道として整備され、入口付近にトイレが設置された。

1899年(明治32年)1月25日 - 阪鶴鉄道の有馬口駅(現・生瀬駅) - 三田駅間延伸により開業。旅客・貨物取扱開始。
1907年(明治40年)8月1日 - 阪鶴鉄道国有化。国有鉄道の駅となる。
1909年(明治42年)10月12日 - 線路名称制定。阪鶴線所属駅となる。
1912年(明治45年)3月1日 - 線路名称改定。阪鶴線の福知山駅以南が福知山線に改称し、当駅もその所属となる。
1971年(昭和46年)3月1日 - 貨物取扱廃止。


1986年(昭和61年)8月1日 - 当駅を含む生瀬駅 - 道場駅間の新線切り替えに伴い、駅を移転。同時に無人駅化された(同年11月1日に電化。代わりに西宮名塩駅に駅員を配置)。旧駅跡は道路として整備された。
1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により西日本旅客鉄道(JR西日本)の駅となる。
2003年(平成15年)11月1日 - ICカード・ICOCAの供用開始。

電報略号 タケ
駅構造 高架駅*
ホーム 2面2線
乗車人員
-統計年度- 572人/日(降車客含まず)
-2012年-
開業年月日 1899年(明治32年)1月25日
備考 無人駅(自動券売機 有)
* 一部は山岳トンネル内

 

 


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