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Channel: 観光列車から! 日々利用の乗り物まで
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特急「A列車で行こう」 JR九州

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「A列車で行こう」は、九州旅客鉄道(JR九州)が熊本駅 - 三角駅間を、鹿児島本線・三角線(あまくさみすみ線)経由で運転している臨時特急列車です。

列車名の頭文字である「A」は、「南蛮文化が渡来した天草をモチーフに、ヨーロッパをイメージした大人の旅を演出」というコンセプトから、大人 (Adult) や天草 (Amakusa) の頭文字から取られました。車両デザインはJR九州の800系つばめやSL人吉などの多くのデザインを手がけられたドーンデザイン研究所水戸岡鋭治氏です。


特急「A列車で行こう」は、熊本市と天草諸島を結ぶルートの一角を形成する観光列車として2011年10月8日に運行を開始した。三角駅で、最寄りの三角港と下島にある本渡港を結ぶ定期航路「天草宝島ライン」と接続しています。

「A列車で行こう」の運行開始に伴い、運行区間の熊本駅 - 三角駅間に「あまくさみすみ線」の愛称が付けられ、列車の運行開始に先立ち2011年9月1日より使用している。また三角駅のリニューアルも合わせて行われました。


日本国有鉄道(国鉄)時代の三角線は、豊肥本線と三角島原フェリー(2006年廃止)とともに阿蘇と島原半島を結ぶ観光ルートの一翼を担っており、豊肥本線から直通する急行列車も設定されていたが、1986年11月1日のダイヤ改正で急行「火の山」(現在の特急「九州横断特急」の前身)の三角線直通は終了し、三角線から優等列車は消滅していました。「A列車で行こう」は三角線にとっては25年ぶりの優等列車で、初の特急列車です。

「16世紀大航海時代のヨーロッパ文化」と「古き良き“あまくさ”」をテーマにしたというデザインは黒とゴールドのツートンカラーで、車内は教会などをイメージしたというカウンターバーやステンドガラスで彩られています。

定員は1号車28人、2号車56人の計84人で、全席普通車座席指定席で運行される。1号車にはソファーやベンチのほか、カウンターバー「A-TRAIN BAR」が設けられる。2号車には4人用セミコンパートメント席が4区画設けられています。バーではビールやハイボールなどといったアルコール類が提供されている。車内での演出として、BGMに向谷実アレンジによるジャズのスタンダードナンバー「A列車で行こう」などが用いられています。

土曜・休日および長期休暇期間中の毎日、熊本駅 - 三角駅間に1日2往復が運行されている。2両編成のため「九州横断特急」や「はやとの風」と同様に、車掌は乗務せず車内改札は客室乗務員が行う方式のワンマン運転が実施されています。


三角駅で三角港を発着する天草宝島ラインの「シークルーズ号」と接続いたします。列車の運行開始に合わせて、「シークルーズ号」のダイヤも「A列車で行こう」の運行時刻に合わせたものに改正された。また、熊本駅 - 本渡港または松島(前島港)を利用区間として、往復とも「A列車で行こう」+「シークルーズ号」利用、もしくは片道を九州産交の快速バス「あまくさ号」の利用とする往復割引乗車券「A列車&SBきっぷ」が発売されています。SとBは「Seacruise」「Bus」の頭文字から取られています。


なお、1・4号に限り、博多駅始発・終着で延長運転される日があります。博多駅と三角駅を直接結ぶ優等列車は、1964年から1967年にかけて日豊本線・豊肥本線経由の博多駅 - 熊本駅間の急行「ひかり」(後に「くさせんり」→「九重」と改称。「九重」は長崎駅発着)のうち博多駅(長崎駅)行きのみ三角駅始発で運行された例があるが、鳥栖駅を経由するものは初めての設定となります。

停車駅は博多駅 - 鳥栖駅 - 久留米駅 - 大牟田駅 - 玉名駅 - 熊本駅 - 宇土駅 - 三角駅


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