消防艇は、災害活動、訓練、調査等の水上業務遂行のために使用する船舶をいいます。消防艇(フェリー型)もみじは世界文化遺産の宮島と廿日市市沿岸の安全を守っています。
日本国内初のフェリー型消防艇で救急車両がそのまま乗ることができます。
救急車両は3t程度の消防車両や救急車両を搭載できます。船首に車両を積むスペースと放水銃を備え、船内には救急患者室も用意されています。乗務員は4人で最大30人まで乗船できます。宮島から対岸の病院への救急搬送は年間約200件あり、民間のフェリーが運航していない夜間の約60件は、患者を救急車から消防艇に乗せ替えていました。救急車ごと運ぶことで、患者への負担軽減に貢献しています。
船籍:日本
船籍港:廿日市
総トン数:19トン
航海速力:20ノット
全長:20.80m 型幅:5.00m
最大搭載人員:30人
最大搭載重量:7000kg又は車両1台
竣工年月:2007.04.19
建造:(株)木曽造船
建造費:1億9千万円
所管:総務省 廿日市市消防本部 宮島消防署
運航状況(航行時間、距離、運航間隔、運行本数)は航行時間/距離約10分/2km運航本数 年間60回です。