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三宮駅 神戸市交通局

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三宮駅は、兵庫県神戸市中央区雲井通八丁目(神戸新交通)、北長狭通一丁目 (神戸市営地下鉄)にある神戸新交通・神戸市交通局の駅。

神戸市の中心繁華街である三宮に位置している。西日本旅客鉄道(JR西日本)東海道本線(JR神戸線)の三ノ宮駅を含め各社局の路線が集まる交通の要衝となっており、神戸市内最大のターミナル駅として機能している。フラワーロードを挟んで東寄りに阪神と神戸新交通の駅、JR三ノ宮駅、西寄りに阪急の駅がある。三宮地下街は阪神の東西両改札と地下鉄西神・山手線、南側は地下鉄海岸線の三宮・花時計前駅と直結している。阪急・地下鉄西神・山手線の東口および神戸新交通からは階段・エスカレーターや連絡通路で結ばれている。

山陽電気鉄道(山陽)の列車が神戸高速線を介して阪急・阪神の神戸三宮駅に発着する関係上、神戸高速線では、阪急・阪神の神戸三宮駅を区別する意味で社名を冠して「阪急神戸三宮駅」「阪神神戸三宮駅」と案内しているほか、山陽からの直通列車では「阪急三宮」「阪神三宮」の案内も見られる。

地下鉄三宮駅:単式ホーム1面1線×2層構造の地下駅である。駅番号はS03。駅イメージテーマは「国際性と未来志向」。
当駅 - 大倉山駅間は幅員の狭い生田新道の地下を通るため、地下1階に改札口、地下2階に1番線(新神戸・谷上方面行き)、地下3階に2番線(西神中央方面行き)ホームがある。
地下鉄海岸線、阪神本線への乗り換えおよびさんちかへは東改札口の東側にある地下の連絡通路を経由することにより、地上へ上がらず到達することが可能である。
駅名標には、広告として近隣の温浴施設名が付記されている。
可動式ホームドアの設置が予定されている。


地下鉄三宮駅プラットホーム
ホーム 路線 行先
1 ■西神・山手線 新神戸・谷上方面
2 名谷・総合運動公園・西神中央方面


現在、一般的に三宮と呼ばれる地に駅を設けた最初の路線は、1905年(明治38年)開業の阪神本線である。それに先駆けて、1874年(明治7年)には後の東海道本線となる官営の鉄道が阪神間に開業していたものの、同線における三ノ宮駅は現在地より西に600mほどの場所(後に元町駅が設けられる地)に置かれていた。
阪神は当初、市街電車と同じ軌道法準拠で敷設された都市間電車(インターアーバン)であった。それゆえ、神戸市街においては岩屋駅以西で併用軌道を用いて路線が敷設されており、東海道本線に並行する形で雲井通八丁目(現在の三宮ターミナルホテル付近)に同線の終端として、この地に駅が設置された。このときは同線の神戸側終端であったため、神戸駅ないし神戸雲井通駅と呼ばれていた。後に現在のJRと同じ駅名である三ノ宮駅に変更された。
阪神は当初、集客のため神戸雲井通から先、神戸市街を循環する路線の敷設を計画していたが、神戸市街への路面電車敷設を目論む他出願者との競願となったことから協議が行われ、最終的に神戸市街の路線は神戸電気鉄道(後に市営化)が敷設することを決定、阪神は同社との提携で雲井通から200m南下した所(当時は滝道と呼ばれ現在は国際会館が設けられている地)に路線を延伸し、同地で接続を図ることとなった。その工事は1912年(明治45年)に完成し、同地に新たな神戸駅(滝道駅)が開設され、元の神戸駅(神戸雲井通駅)は三ノ宮駅と改称された。

大正時代になると、阪神に続いて阪神間の都市間輸送に参入する事業者が現れた。大阪市の梅田を起点に北方へ向かう路線、現在の阪急宝塚本線などを当時運営していた箕面有馬電気軌道(箕有)である。同社は阪神が滝道に延伸されたのと同じ年、神戸と西宮を結ぶ環状線敷設のための特許を収得していた灘循環電気軌道という業者に着目し、阪神との駆け引きの末これを買収、社名も箕面有馬電気軌道から阪神急行電鉄(阪急)と改め、阪神間新線の建設に取り掛かった。現在の阪急神戸本線である。
このとき、同社は当初から三宮の地に乗り入れることを計画していたといわれ、その方法を阪急は高架線にするものとしていたが、市では市街地の分断を憂慮して地下化を要請したことから対立し、工事に着手することが不可能となった。このため阪急では、とりあえず市電が延伸されてきていた上筒井の地に暫定ターミナルの神戸駅を設置し、当地への延長については引き続き市と協議を行うこととした。一方、阪神では阪急という競合相手の出現を危惧し、神戸市街と御影付近に存在した併用軌道を解消して、スピードアップを行い対抗することを画策した。阪神は1929年(昭和4年)に御影付近の高架化を完成させ、神戸市街の併用軌道も同様の手法で解消しようと考えていたが、阪急の時と同様に神戸市が難色を示したことから、阪神側は併用軌道の解消を優先的に考えて譲歩し、地下線化に計画を変更した。こうして1933年(昭和8年)に岩屋駅 - 三宮駅 - 神戸駅(滝道駅)間の併用軌道線は廃止され、代わって岩屋から三宮までの地下線が開業した。新たな地下ターミナルは頭端式ホームを採用し、阪神では神戸側の拠点駅となったことから、この新たな地下駅を神戸駅と命名した。


一方、阪神の地下線工事が進む中、1931年(昭和6年)には鉄道省東海道本線の高架化が完成し、三ノ宮駅が現在地に移転した。この頃、市の都市計画の一環として同駅周辺に新たな街を形成する指針が示されており、今日に至る繁華街の下地が造られ始めていたのである。
そして阪神の地下線が完成する頃には、阪急も国鉄と同様に高架線で三宮に乗り入れることがようやく認められ、工事に着手しようとしていた。これに対して阪神は、1934年(昭和9年)に阪神間で省線電車の運転が開始されたこともあり、阪急や国鉄との競争にさらされる中で輸送シェアを保つためにはさらなる対抗措置が必要であると考え、三宮から元町・湊川方面へ延伸するための免許を収得、頭端式で開業した三宮の神戸駅を急遽中間駅構造に改造し、突貫でとりあえず元町まで延伸することにした。
阪急の三宮延伸と阪神の元町延伸は、どちらが先に開業するか神戸市民の注目を集めていたといわれており、結局は阪神が一足早く1936年(昭和11年)3月18日に元町延伸を果たし、阪急は2週間遅れで同年4月1日に当地への延長を果たした。これに伴い、阪神では神戸側のターミナルが分散したことから神戸駅を三宮駅と改称し、一方で阪急は三宮が新たな神戸側における唯一の拠点駅となったため、阪神に代わって神戸駅を名乗ることになった。

太平洋戦争により、神戸の市街地は三宮も含めて焦土と化すが、戦災復興都市計画の中で戦前の段階で既に繁華街となっていた三宮の地を、新開地に代わって行政の中心地にもする事が定められ、市役所が湊川から三宮に移転するなど、戦後の駅周辺は神戸の中心地として栄えるようになった。
1968年(昭和43年)、市電の代替となる高速鉄道路線の形成および神戸周辺を通る私鉄線(阪神・阪急・山陽・神戸電鉄)同士の連絡を図る目的で、神戸高速鉄道が開業した。これに伴い、頭端式構造で三宮に設けられた阪急の神戸駅も阪神と同様に通過駅構造となり、阪神同様にターミナル機能が分散したことから、三宮駅へ改称された[3]。
1981年(昭和56年)には神戸新交通、1985年(昭和60年)には神戸市営地下鉄も三宮に乗り入れ[6]、おおむね今日の様相となった。1995年(平成7年)の阪神・淡路大震災により、阪急の駅ビルが甚大な被害を受けた。駅の施設は5箇月ほどで復旧されたが、駅ビルは再建されていない。
2009年(平成19年)3月20日 、阪神西大阪線が近鉄難波駅まで延伸(阪神なんば線と改称)し、同日より阪神三宮駅からほぼ終日、大阪ミナミおよび奈良方面行きの直通列車が運行されるようになった。
2013年(平成25年)4月30日、阪急阪神ホールディングスは、傘下企業にある2つの三宮駅について改称を発表し、阪急は2013年12月21日に、阪神も2014年4月1日に、それぞれ神戸三宮駅に改称した。

1905年(明治38年)4月12日 阪神電気鉄道の神戸駅(神戸雲井通駅)が開業。
1912年(大正元年)11月1日 滝道駅(神戸駅)までの延伸に伴い、三宮駅に改称する。
1931年(昭和6年)10月10日 鉄道省(国鉄)東海道本線の高架化に伴い、同線の三ノ宮駅が現在の元町駅付近阪神の三宮駅至近の現在地へ移転。
1933年(昭和8年)6月17日 阪神が付近の路線を地下化する[2]とともに、三宮駅は神戸駅に改称、滝道駅を廃止。
1936年(昭和11年)
3月18日 阪神の元町延伸により、再び三宮駅と改称。
4月1日 阪神急行電鉄(現在の阪急電鉄)の神戸駅が開業する。同時に、それまでの同線における神戸側ターミナルだった従来の神戸駅を上筒井駅(1940年廃止)と改称し、支線(上筒井線)の駅とする。
1968年(昭和43年)4月7日 神戸高速鉄道東西線が開業する。同時に、阪急の神戸駅を三宮駅に改称。
1981年(昭和56年)2月5日 神戸新交通ポートアイランド線の三宮駅が開業。
1982年(昭和57年) 阪急の三宮駅でホームを10両対応に延伸。
1985年(昭和60年)
6月18日 神戸市営地下鉄西神・山手線の三宮駅が開業。
阪神の三宮駅が上記開業に合わせ3番線ホームを延伸し、北改札口を新設。
1995年(平成7年)
1月17日 阪神・淡路大震災が発生し、当駅発着の路線はすべて運行を停止。
2月1日 震災発生時より、阪神本線および神戸高速鉄道東西線の当駅と高速神戸駅間に取り残されていた1編成(阪神5131形)を使用して運行再開し、駅の営業も再開。
2月16日 神戸市営地下鉄西神・山手線が全線で運行再開するも、当駅は全列車通過扱い。
3月13日 阪急神戸本線の王子公園駅と当駅間が、正雀工場から陸送された3編成(阪急8000系)を使用して運行再開し、阪急の駅が営業を再開。
3月16日 神戸市営地下鉄西神・山手線の駅が営業を再開。
6月1日 神戸高速鉄道東西線の(阪急)三宮駅と花隈駅間の運行を再開。
6月12日 阪急神戸本線が全線復旧。
6月26日 阪神本線が全線復旧。
7月31日 当駅と中公園駅間が運行再開し、神戸新交通の駅が営業を再開。
2007年(平成19年)10月 阪神の三宮駅が、大規模改良工事を着工。
2009年(平成19年)3月20日 阪神なんば線の延伸開業により、ほぼ終日にわたり当駅と大阪ミナミおよび奈良方面の直通列車が運行されるようになる。
2010年(平成22年)10月1日 神戸高速鉄道の事業形態変更に伴い、東西線の(阪急)三宮駅と新開地駅間を阪急神戸高速線と呼称する。同時に、阪急の駅を神戸高速鉄道との共同使用駅から阪急単独駅に変更。
2012年(平成24年)
3月20日 阪神の三宮駅に東口が新設される。
6月2日 阪神の三宮駅で配線変更が実施され、上下本線の間に折り返し線が移動する。
2013年(平成25年)
3月20日 阪神の三宮駅が、大規模改良工事を竣工。
12月21日 阪急の三宮駅が神戸三宮駅に改称[7]。 同時に駅番号を導入。
2014年(平成26年)4月1日 阪神の三宮駅も神戸三宮駅に改称。 同時に駅番号を導入。

地下鉄 三宮駅

駅番号 S03
所属事業者 神戸市交通局 (神戸市営地下鉄)
所属路線 西神・山手線
駅構造 地下駅
ホーム 単式2面2線(2層式)
乗車人員
-統計年度- 60,732人/日(降車客含まず)-2013年-
開業年月日 1985年(昭和60年)6月18日[6]

 

 

 

 

 

 


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