市ケ谷駅(いちがやえき)は、東京都千代田区・新宿区にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)・東京地下鉄(東京メトロ)・東京都交通局(都営地下鉄)の駅である。
JR東日本と東京メトロの駅は「市ケ谷」、都営地下鉄の駅は「市ヶ谷」と表記する。
所在地は、JR東日本が千代田区五番町、東京メトロが新宿区市谷田町一丁目、都営地下鉄が千代田区九段南四丁目である。
JR東日本のほか、東京メトロと都営地下鉄による地下鉄各線が乗り入れ、接続駅となっている。
JR東日本の駅に乗り入れている路線は中央本線であるが、当駅には緩行線を走る中央・総武線各駅停車のみが停車する。また、特定都区市内制度における「東京都区内」および「東京山手線内」に属する。
地下鉄は、次の3路線が乗り入れており、各路線ごとに駅番号が付与されている。
東京メトロ
Y 有楽町線 - 駅番号「Y 14」
N 南北線 - 駅番号「N 09」
都営地下鉄
S 新宿線 - 駅番号「S 04」
当駅は3社局が乗り入れる駅であり、日本でも当駅だけの3社局全相互間の連絡改札口がある。東京メトロ - JR東日本間の連絡改札口はJR東日本の管理、都営地下鉄⇔東京メトロ・JR東日本間の連絡改札口は都営地下鉄の管理である。いずれも乗り継ぎ自動精算機が設置されている。
連絡改札自動化の実験として、2枚連続投入式(重ねて同時に投入するのではなく1枚ずつ続けて投入)の改札機の実用試験がJR東日本によって行われ、そのまま本採用となった(のちに更新されている)。また、東京都交通局 - 東京メトロ間の連絡改札口に自動乗り継ぎ精算機が設置されたのは当駅が最初である。
2013年3月16日より、都営地下鉄⇔東京メトロ間の連絡改札口を経由して相手方の駅構内を通過できる、駅構内通過サービスが導入された。
JR東日本:島式ホーム1面2線を持つ地上駅で、橋上駅舎を有している。出口は新宿寄りに1か所ある。他に地下鉄各線への乗り換え口がある。
ホームは外濠の真横にあり、外濠には釣り堀もあり平日でもたくさんの人が釣り糸を垂れています。とくに桜が満開となる時期の景観は美しい。
2009年1月頃から、案内サインが新しいものに更新されている(目白駅と同時に実施)。
のりば
番線 路線 方向 行先
1 ■中央・総武線(各駅停車) 西行 新宿・中野・三鷹・立川・高尾方面
2 東行 御茶ノ水・東京・両国・千葉方面 お堀に沿って左にカーブしています。
三鷹以西ならびに東京駅への直通は早朝・深夜のみであり、それ以外の時間帯は四ツ谷駅や御茶ノ水駅で中央線快速への乗換が必要となる。
オープンカウンター式のみどりの窓口。
1895年(明治28年)3月6日 - 甲武鉄道の駅として開業。当初は旅客営業のみ。
1906年(明治39年)10月1日 - 甲武鉄道の国有化により官設鉄道の駅となる。
1909年(明治42年)10月12日 - 線路名称制定により中央東線(1911年から中央本線)の所属となる。
1949年(昭和24年)6月1日 - 日本国有鉄道発足。
1974年(昭和49年)10月30日 - 帝都高速度交通営団(営団地下鉄)有楽町線の駅が開業。
1980年(昭和55年)3月16日 - 都営地下鉄新宿線の駅が開業。
1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により、中央本線の駅はJR東日本の駅となる。
1996年(平成8年)3月26日 - 営団地下鉄南北線が開業。
2001年(平成13年)11月18日 - JR東日本でICカードSuica供用開始。
2004年(平成16年)4月1日 - 営団地下鉄民営化により、有楽町線・南北線の駅は東京地下鉄(東京メトロ)の駅となる。
2013年(平成25年)3月16日 - 駅構内通過サービス導入。(東京地下鉄⇔都営地下鉄のみ)
所属事業者 JR logo (east).svg東日本旅客鉄道(JR東日本)
所属路線 ■中央・総武線(各駅停車)
(正式には中央本線)
キロ程 5.8km(東京起点)
千葉から41.9km
電報略号 イチ
駅構造 地上駅(橋上駅)
ホーム 1面2線
乗車人員
-統計年度- 60,673人/日(降車客含まず)
-2015年-
開業年月日 1895年(明治28年)3月6日
備考 みどりの窓口 有
山区 東京山手線内・東京都区内駅