オハ46形客車13号車 - 1955年、汽車製造製。
2011年10月31日、宮原総合運転所にて除籍、廃車の後、梅小路蒸気機関車館にて静態保存。オリジナル車で、鋼板製の屋根と屋根布押えのない妻面上部です。
軽量形三等車
乗客にも現場にも好評だったスハ43系だが、積車重量が40トンの「ス」級であるため、長大編成を組む際には機関車に大きな負担となる問題があった。そこで、1955年には、各部の軽量化を図り重量を「オ」級に下げる改良を行った、オハ46形・オハフ45形が製造された。車体構造や内装はスハ43系と同等であるが、屋根が鋼板製となったため、妻面のキャンバス押さえが省略され、雨樋も金属製となり、縦樋が円管状の細いものとなっていることなどが外観上の特徴である。台車はTR47であるが、側枠や軸箱守の素材に工夫を行う等により、軽量型となっている。
オハ46形
0番台(オハ46 1 - オハ46 60、電気暖房付き車両は基本番号 + 2000)
軽量改良形として新製されたグループで、1955年に汽車製造、川崎車輌、日立製作所で60両製造された。基本構造はスハ43形と同じであるが、鋼板屋根化されているため妻面のキャンバス押さえが省略されており、雨樋も金属製の細いものとなっている。軽量化のため 内装の合板の薄板化、台車軸箱の薄肉化、連結器の材質なども変更されている。1965年から1967年にかけて11両が緩急設備を取り付けオハフ45形100番台に改造され、1981年から1983年の間に5両がスユニ50形に改造された。