箱崎駅(はこざきえき)は、福岡県福岡市東区筥松(はこまつ)二丁目にある、九州旅客鉄道(JR九州)鹿児島本線の駅である。
通常時は各駅停車しか停車しないが、毎年9月中旬の放生会(一般には「ほうじょうえ」だが、筥崎宮では「ほうじょうや」と読む)期間中には快速列車も臨時停車する(夕方 - 夜間のみ)。
駅名の由来は開業当時の地名(糟屋郡箱崎町)が由来。「崎」は「岬」を意味し、古くから多々良川の河口で栄えた港町であった。また「箱崎」は天皇や皇族との縁の深い土地で、かつて応神天皇の胞衣を納めた筥を埋めた事から「筥崎」と言う地名になり、それが「箱崎」に転化したと言う。
単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線の計2面3線、どちらも12両編成対応のホームを有する。駅舎は曲線を多用した斬新なデザインの高架駅である。
基本的には、1番のりばを千早・折尾・小倉方面、3番のりばを博多・南福岡・鳥栖方面が使用しており、2番のりばは特急列車や回送列車の待避に使われている。
直営駅で、みどりの窓口が設置されている。
切符売場には仕様違いのタッチパネル式自動券売機・自動改札機を備え、SUGOCAの使用が可能である。
オープンカウンター式のみどりの窓口がある。改札口には改札機は3台。頭上にLED式の発車案内が設置されています。
JRの特定都区市内制度における「福岡市内」の駅である。
のりば
番線 路線 方向 行先
1 ■鹿児島本線 上り 赤間・小倉・門司港方面
2 待避線
3 下り 博多・二日市・久留米方面
2番のりばは待避の他に、博多駅発着の特急列車の折り返しにも用いられる(吉塚駅の引上げ線が3本しかなく、繁忙期を中心に満線になることが多いため)。
駅周辺は九州大学を中心に発展した古くからの市街地であり、大規模商業施設は存在しない。近年では区画整理が進んで高層の集合住宅も目立つようになっています。
移転前は筥崎宮のちょうど裏手にあったが、移転で遠のいた。逆に九州大学箱崎キャンパスへは近くなっている。
2002年12月1日、下り線が高架化された際に約440m香椎駅寄りへ移転した。これにより博多駅からの営業キロが2.8kmから3.2kmとなったため、当駅と博多駅の間では初乗り運賃が適用されなくなり(初乗り運賃の適用範囲が営業キロ3kmまでのため)値上げとなった。
1890年(明治23年)9月28日 - 九州鉄道(初代)が開設。
1907年(明治40年)7月1日 - 九州鉄道(初代)が国有化され帝国鉄道庁が所管。
1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により九州旅客鉄道が継承。
2002年(平成14年)12月1日 - 下り線が高架化され箱崎駅が約440メートル香椎側に移転(上り線は仮ホーム)
2004年(平成16年)3月13日 - 上り線高架化され高架事業完成。
2008年(平成20年)3月15日 - ダイヤ改正により当駅終着の普通列車が2本新設される。
2009年(平成21年)3月1日 - ICカードSUGOCAの利用を開始。
所属路線 鹿児島本線
キロ程 75.0km(門司港起点)
電報略号 ハキ
駅構造 高架駅
ホーム 2面3線
乗車人員
-統計年度- 2,604人/日(降車客含まず)
-2000年-
開業年月日 1890年(明治23年)9月28日
備考 業務委託駅
みどりの窓口 有
福 福岡市内駅
* この間に千早操車場有り。