水玉乱舞号【クサマヤヨイ号】
松本市出身の前衛芸術家草間弥生さんにデザインの「水玉乱舞号」。草間弥生さんのトレードマークとも言える水玉模様を大胆にも、白地のバスに散らし、車内広告にも水玉があしらわれ、バス全体で草間ワールドを満喫できるバスです。因みにナンバーは「841」です。
松本周遊バス(通称:タウンスニーカー)
松本市内を片方向循環する路線。多客期には増発される場合がある。この路線は、1999年に松本市長が松本駅 - 松本城間における周遊バス運行を発案したことが発端で、同時に、松本電気鉄道も100円運賃による市街地循環バスを計画していたため、双方の計画をすり合わせることにより誕生した路線である。この路線の運行前は市街地におけるバス利用者はあまり多くなかったが、運行後は他路線も含め利用者が増加傾向となった。車両は日野・レインボー、日野・ポンチョ(いずれもタウンスニーカー専用デザイン)を使用しているが、場合によっては一般色の日野・レインボーを使用することもある。 水玉乱舞号【クサマヤヨイ号】、アルプちゃん号などの特徴的なラッピングバスも運行している。
ポンチョ(Poncho)は、ジェイ・バスが製造し、日野自動車が販売している路線用小型ノンステップバス。
愛称の由来は、ポンと乗ってチョこっと行くことから。また衣服のポンチョにもかけている。
2002年から2005年に発売された初代ポンチョと2006年以降の2代目ポンチョ(ポンチョIIとも言う)の2種類。
ADG-HX6J系/BDG-HX6J系
2代目ポンチョ(ショート)の車内(日立自動車交通)
2代目ポンチョは初代とは異なり、純日本製のバスとなった。日野自動車・いすゞ自動車のバス製造事業統合に伴い、ジェイバス小松事業所で製造される。2004年の第38回東京モーターショーに参考出品したリエッセをベースとした純国産の小型ノンステップバス「ポンチョL」を量産化向けに仕様変更し、2006年(平成18年)3月22日に発売開始した。
“シンプルで丸みある親しみやすい外観デザイン”や“ユニバーサルデザイン思想の乗降性や室内空間”をコンセプトとしており、それが評価され、2006(平成18)年度のグッドデザイン賞を受賞している[1](受賞番号06A12031)。可愛らしい外観に合わせて燈火類は全て丸形で揃えられているが、これらは専用部品ではなく、前照灯は日野と同じくトヨタグループに属するダイハツの軽自動車、2代目ムーヴの流用、リヤのランプ類も2代目セレガと共通とするなど、個性を出しつつコストを抑えている。
短めの全長に対して出来る限り広いノンステップエリアを確保するため横置きリアエンジン式とされ、さらにトランスミッションの上にエンジンを重ねる2階建て配置とすることで、長いホイールベースと短いリアオーバーハングを両立させている。
エンジンは排気量4.7リッター・ターボ付き直列4気筒のJ05D (J5-IIF)型(132 kw/180 ps)となる。あわせて排出ガス浄化システムに「DPR」を採用して、PMを低減することで「新長期規制」(平成17年排出ガス規制)に適合している。また、ABSが標準装備となっている。2006年(平成18年)12月20日には電子制御式5速オートマチックトランスミッション車が追加設定された。
車体は基本的にリエッセをベースとしているが、2代目セレガ同様、サスペンションやエンジンなど、前後それぞれ別のシャーシを、フルディップカチオン電着塗装を済ませたボディに「ポン載せ」する工法にて組み立てられている。全長はリエッセと同じ7 mの「ロング」に加え、6.3 mの「ショート」が新たに設定された。全面ノンステップとはいかなかったものの、ホイールベース間に関しては車椅子が回転できる幅のノンステップフロアが確保されているほか、ニーリング機構が標準装備となった。乗降扉はワンボックスカーのような外側スライド式のプラグドアで、ロングでは2扉となる。このほか、ロングでは定員30名以上を確保しており、非常口も設置されている。仕様としては、ロング・ショートともに「前向きシートタイプ」・「横向きシートタイプ」・「前向きシートタイプ・寒冷地仕様」の3種類が設定されている。
車両価格は初代とほぼ同じ1,541万円(ロング・都市型多区間)であり、路線バス仕様として設定されているステップリフト付きのリエッセ(新車価格1,036万円)に比べて500万円ほど高価である。製造台数は2007年11月末時点で200台以上が製造されている。
その後、2007年7月18日に一部改良を実施し、NOx・PMをともに10 %低減させた。外観・内装ともに改良前(排ガス記号ADG代)のモデルとの違いはほとんどなく、見た目での判別は困難である。さらに、2007年9月には、京浜急行バス・横浜市営バスにおいて、ポンチョでは初めて側面LED式大型行先表示機を搭載した車両が登場した。
2008年10月には、ロングに座席定員18名を確保した1扉車が追加設定された。
型式は
ショート ロング
排出ガス規制識別記号ADG代車 ADG-HX6JHAE ADG-HX6JLAE
排出ガス規制識別記号BDG代車 BDG-HX6JHAE BDG-HX6JLAE
定員
ショート(形式:ADG/BDG-HX6JHAE)
ノンステップ部横向き:座席14+立席10+運転席1の計25人乗り
ノンステップ部前向き:座席10+立席18+運転席1の計29人乗り
ノンステップ部左側横向き、右側前向き:座席12+立席14+運転席1の計27人乗り(寒冷地仕様)
ロング(形式:ADG/BDG-HX6JLAE)
ノンステップ部横向き:座席14+立席16+運転席1の計31人乗り
ノンステップ部前向き:座席11+立席24+運転席1の計36人乗り
ノンステップ部左側横向き、右側前向き:座席12+立席21+運転席1の計34人乗り(寒冷地仕様)