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東山防空砲台(戦争遺構)周南緑地

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東山防空砲台(戦争遺構)周南緑地
周南緑地(しゅうなんりょくち)は、山口県周南市徳山遠石に位置する都市公園(緩衝緑地)です。

周南市、当時徳山には海軍の燃料廠(第三海軍燃料廠)がありました。その徳山海軍燃料廠を米軍の攻撃からの防空防衛ためにいくつもの防空砲台が作られています。この西緑地となっている近辺には高角砲を2基もつ東山防空砲台が設置されました。戦時、徳山警備隊田平機銃砲台として、25ミリ連装機能には士官1名、下士官・兵22名が任に着いたといわれています。


西緑地には防空指揮所跡が大戦遺構として残っています。1945(昭和20)年5月10日の爆撃機B29など延192機による徳山海軍燃料廠や大浦油槽所などへの空襲で通信機能を喪失。14日(8時)に徳山電話中継所に応急設置。続いて新しい防空指揮所として東山に設置された様子です。


昭和20年5月:12.7cm連装高角砲2基 13mm単1門 既設:110cm探照灯1 
新設防空指揮所(東山)作業(隧道作業)5/17着工、5/31迄30/100完了

昭和20年8月31日:引渡:
12.7cm連装高角砲 2基
2式陸用高射装置 1基
98式4.5m高角測距儀 1基
92式110cm探照灯 1基

用地、79530m2
兵舎他、木造11棟、795m2

用地:47080m2、建物:800m2


重化学工業を基幹産業とする徳山市(現周南市)では1960年代以降大気汚染や水質汚濁などの公害が発生し、また急速な都市化によって市街地北部の丘陵地域では住宅団地の開発が盛んに行われるなど市域内の緑地面積も減少しつつあったことから、1964年(昭和39年)より公害防止対策に着手し生活環境の改善に取り組んできた[2]。周南緑地はその一環として事業化され、公害防止事業団(現環境再生保全機構)により1968年度(昭和43年度)から1986年度(昭和61年度)にかけて整備された緩衝緑地である。
公園の面積は76.9haであり、周南市の公園面積の約半分を占める。園内は東緑地、中央緑地、西緑地、横浜緑地、遠石緑地の5つの区域からなり、各種スポーツ施設も備えるなど緩衝緑地の他に運動公園としての機能も併せ持つ[3]。中央緑地:周南緑地の中央部を占める。市販の地図などでは周南緑地運動公園などと表記されることもあるが、条例上は周南緑地の一部分として扱われている。東緑地:周南緑地の東側にあり、総合スポーツセンターやサッカー場、トリムコースなどがある。中央緑地との間は市道遠石馬屋線で分断されているが、横断歩道橋が掛けられている。西緑地:西緑地の万葉の森に植えられている大賀ハス


1966年(昭和41年)に現在地(周南市徳山鉢窪)へ移転した京都大学演習林徳山試験地(現・京都大学フィールド科学教育研究センター徳山試験地)の跡地に整備された。植物園としての役割を持ち、ハナショウブ(75種類、約20,000株)や大賀ハス(約2,000株)、万葉植物(木本類約70種、草本類約60種)、ヤエヤマザクラなどが植えられている。


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