元乃隅稲成神社(もとのすみいなりじんじゃ)は、山口県長門市油谷津黄にある神社。
1955年(昭和30年)に、地元の網元であった岡村斉の枕元に白狐が現れ「吾をこの地に鎮祭せよ。」というお告げがあったことを元に、太皷谷稲成神社(島根県津和野町)から分霊されて建立された。
全国の稲荷神を祀る神社が「稲荷神社」と記すのに対し、「稲成神社」の字を充てているのはこのためである(全国で約4万社ある「稲荷神社」に対して、「稲成神社」はこの2社のみ)。
商売繁盛、大漁、海上安全は元より、良縁、子宝、開運厄除、福徳円満、交通安全、学業成就、願望成就の大神として、地域の人々の信仰を集めている。
神社から日本海側に見下ろした先には、断崖下の海蝕洞に荒波が打ち付ける度に海水が中の空気と一緒に吹き上がる現象が見られる「龍宮の潮吹」があり、神社の間に1987年(昭和62年)から10年かけて奉納された123基の朱色の鳥居が、龍宮から100メートル以上に渡り並んでいる。
また、裏参道出口付近にある大鳥居の中央上部(高さ約4m)に設置された、「日本一入れづらい」とも言われる賽銭箱は、見事賽銭を投げ入れることが出来れば願いが叶うと言われている。
アメリカのニュース専門放送局・CNNが2015年3月に発表した「Japan's 31 most beautiful places」(日本の最も美しい場所31選)の一つとして選ばれた。
御朱印
社務所にて、かわいい白狐さんの御朱印が頂けます。
平日は無人ですが、あらかじめ半紙に書いてある御朱印が準備されていますので、御朱印代を奉納し、頂く事ができます。
中国自動車道 美祢ICから車で60分
JR山陰本線 長門古市駅からタクシーで約20分
所在地 山口県長門市油谷津黄498
位置 北緯34度25分11秒
東経131度3分46秒座標: 北緯34度25分11秒 東経131度3分46秒
主祭神 宇迦之御魂神
伊弉冉尊
創建 1955年(昭和30年)