セスナ・サイテーション (Cessna Citation)はセスナ社が生産するビジネスジェット機。当初ひとつのモデルの名称であったが、続々と開発された新設計の機体もサイテーションと命名され、現在ではセスナ社の生産するジェット機は全てサイテーションと呼ばれている。初代サイテーションは先進のコンセプトが多くの追従者を生んだ小型ジェット機。
サイテーション・アンコール (Model 560 Citation Encore) 1998年初飛行、型式証明1999年、2000年引渡。価格は688万ドル。ウルトラより30万ドル高い。アンコールはウルトラを基本とし、効率の良い新世代のエンジンPW535Aへ換装することによって、より少ない燃料(推力10%増、燃料消費率16%低減)で長い航続距離(VFR 1,850km、IFR 3,150km)が可能になった。高効率化によって燃料搭載量(2,637kg→2,403kg)を減らし、その分ペイロードを増加することが可能になった。機体構造は変更がないので着陸重量は不変であるが、出力向上の恩恵で最大離陸重量は150kg増加し、満タン時のペイロードは110kg増加している。高度13,700mまでの上昇時間は31分。トレーリングリンクのランディングギアを搭載
UC-35D サイテーション・アンコールのアメリカ海兵隊型
MWHS-1(第1海兵航空団司令部飛行隊)
任務:空輸作戦支援
範囲:2880km
上昇限度:13500m
普天間基地
乗員 パイロット2名・乗務員1名・乗客7名
全長 14.90m
全幅 15.91m
全高 4.64m
自重 4,196kg
最大離陸重量 7,484kg
最大速度 796km/h
航続距離 3.628km
エンジン 名称:P&Wカナダ JT15-5D×2基
民間で使用されているビジネスジェット機セスナ560サイテーションVアンコールを軽輸送機として採用した機種。在日米軍では以前は普天間基地の第1海兵航空団司令部飛行隊で1機を運用していたが、現在では第36海兵航空群/司令部飛行隊で3機を運用している。