難読駅名として知られている美袋駅(みなぎえき)は、岡山県総社市美袋にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)伯備線の駅です。美袋は江戸時代に宿場町として栄えた古い歴史を誇り、高梁川と線路に挟まれた町並みはかつての面影をとどめている場所です。その古い集落には小中学校があり、役場の出張所などもある比較的まとまった集落の中心となってる駅です。開業は大正14(1925)年5月。
単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線、合計2面3線のホームを持つ地上駅。駅舎は単式ホームの1番のりば側にあり、島式ホームの2・3番のりば側へは跨線橋で連絡しています。
手入れの翌行き届いた風格ある古い木造瓦葺きの駅舎が特徴であす。
かつては簡易委託駅であったが、2007年(平成19年)に完全な無人駅となった。現在は新見駅が管理している。
ICOCA利用可能駅。古い木造駅舎にはあまり似合っていないICOCAチャージ機能付きの自動券売機および、簡易型の自動改札機が改札口に設置されています。
待合室には造りつけの長椅子がFRP製の椅子が設置されています。便所は新しく作り直され、男女別になっています。
駅舎は2007年(平成19年)12月7日に登録有形文化財に指定されている。駅舎は、伯備線倉敷 - 美袋間が開通した1925年(大正14年)に建てられた。木造平屋(79平方メートル)でセメント瓦葺きの切妻屋根、外壁に木板を重ねた構造が特徴。窓や入り口の建具をアルミサッシに変更した以外は、ほぼ建築当初の姿を保っています。1985年(昭和60年)から総社市が管理。また駅舎の車寄せの脇に、自動販売機が設置されていました。
美袋駅プラットホーム
ホーム 路線 方向 行先 備考
1 ■伯備線 下り 新見・米子方面
2・3 ■伯備線 上り 倉敷・岡山方面 2番のりばは特急待避時のみ
下り本線は1番のりば、上り本線は3番のりば。2番のりばは上下共用の待避線(中線)であり、下り列車の発着も可能であるが、2007年(平成19年)8月時点、当駅で待避を行う下り列車は設定されていない。ホームには建築同時の造り付けのイスなども残されています。駅構内の脇は保線基地になっています。
1925年(大正14年)5月17日 - 伯備南線の宍粟駅(現・豪渓駅) - 美袋駅間延伸時に、終着駅として開業。
1926年(大正15年)6月20日 - 伯備南線が木野山駅まで延伸。途中駅となる。
1928年(昭和3年)10月25日 - 伯備南線が伯備線に改称され、当駅もその所属となる。
1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により、西日本旅客鉄道の駅となる。
2007年(平成19年)
4月1日 - 簡易委託を廃止。
7月2日 - ICOCA対応の簡易型自動改札機設置。
12月7日 - 駅舎が登録有形文化財に指定される。
電報略号 ミナ←ミナキ
駅構造 地上駅
ホーム 2面3線
乗車人員
-統計年度- 294人/日(降車客含まず)
-2010年-
開業年月日 1925年(大正14年)5月17日
備考 無人駅(自動券売機 有)