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監視艇「はやかぜ」/神戸税関水島税関支署

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監視艇「はやかぜ」
全長17.9m
全幅4.4m
総トン数23t
巡航速度28ノット

 

長い海岸線と多数の不開港が点在する密輸リスクの非常に高い地域を管轄する神戸税関水島税関支署において、覚せい剤や大麻などの不正薬物やけん銃といった社会悪物品、大量破壊兵器等のテロ関連物品、知的財産侵害物品などの密輸を水際で阻止する水際取締りを確実に行うためには、監視艇の機動力と輸送力は不可欠です。日夜、監視艇「はやかぜ」が水際取締りに従事しています。

昭和30年代後半から40年代はじめにかけて、神戸税関管轄内においては港湾造成の進展や臨海工業地帯の造成によって瀬戸内海沿岸の港への入港船舶が増大し、これら地方港への入港船舶の増大に合わせて地方港での密輸事件も増えていきました。
昭和41年6月宇野税関支署水島出張所(現水島税関支署)に、地方港における取締りを確実に行うため水島港を基地として、瀬戸内海沿岸の港を監視艇によって機動的に取り締まる「瀬戸内パトロール(通称「瀬戸パト」)」が組織されました。
「おおわだ」に続いて建造された「おおせと」は、初代瀬戸パト艇として、瀬戸内海を縦横無尽に走り回る活躍で初期の瀬戸パトを支えました。瀬戸パト艇は、その後「おおなだ」、「はりま」、「はやなみ」、「わしう」へと引き継がれ、昭和58年に18m艇(全長18m程度の監視艇)の「わかしお」が登場します。

 

神戸税関 水島税関支署
住所 〒712-8056
岡山県倉敷市水島福崎町2-15(水島港湾合同庁舎2号館内)
電話 086-448-3375 (総務課)
交通 JR「倉敷駅」より水島臨海鉄道に乗換え、「水島駅」で下車、徒歩5分
管轄 岡山県のうち
倉敷市、総社市、高梁市、新見市、浅口市、都窪郡、浅口郡、小田郡及び加賀郡


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