信楽駅(しがらきえき)は、滋賀県甲賀市信楽町長野にある信楽高原鐵道の駅。
駅は日本六古窯に数えられる信楽焼の産地です。
対面式2面2線のホームを持つが、旅客の乗り降りは駅舎側のホームのみを使用している。
駅は信楽高原鐡道本社が併設され駅舎は平屋の鉄筋コンクリート造です。駅舎正面の右手には大狸像あり四季折々ごと着替えています。
切符売場には切符券売機が1台。有人窓口が営業しています。
待合室には売店が併設されその奥に衝突事故関連の資料などが展示されています。
反対側の構内踏み切りでつながっているホームには、大量の狸の置物が置かれている。
以前はKR200形気動車が留置されていたが、現在は改造後復帰または廃車となり、現在は、夜間停泊などに使われている。
貴生川方面に車庫がある。当駅より先も線路が続いており、終端に引き上げ線がある。
信楽線唯一の有人駅であり、1991年の列車衝突事故以後では、同線において信号機が唯一使用されている駅でもある。
駅前は広いスペースがあり駅左手には駐輪場。奥には駐車場がある。
駅周辺
甲賀市役所信楽支所
陶器流通センター
伝統産業会館
新宮神社
国民保険中央病院
大戸川
国道307号
第3回近畿の駅百選に選定された。
駅敷地内には「セーフティーしがらき」として、1991年5月14日の列車衝突事故に関する資料を展示したコーナーが、事故を風化させるべきでないという遺族の要望によって1997年4月30日より設けられている。
1933年(昭和8年)5月8日 - 国有鉄道の駅として開業。
1943年(昭和18年)10月1日 - 信楽線の不要不急線指定により営業休止。
1947年(昭和22年)7月25日 - 営業再開。
1987年(昭和62年)
4月1日 - 国鉄分割民営化により西日本旅客鉄道(JR西日本)の駅となる。
7月13日 - 信楽高原鐡道の駅となる。
西日本JRバス(2002年9月30日限りで廃止)
所在地 滋賀県甲賀市信楽町長野192
所属事業者 信楽高原鐵道
所属路線 信楽線
キロ程 14.7km(貴生川起点)
電報略号 ラキ
駅構造 地上駅
ホーム 2面2線(乗降は1面1線)
開業年月日 1933年(昭和8年)5月8日
信楽高原鐵道株式会社(しがらきこうげんてつどう)は、滋賀県で旧国鉄特定地方交通線の鉄道路線である信楽線を運営している鉄道事業者。甲賀市や滋賀県などの出資による第三セクター方式で設立された、第三セクター鉄道の一つである。
路線
信楽線 貴生川 - 信楽 14.7km(信楽高原鐵道が第二種鉄道事業者、甲賀市が第三種鉄道事業者)
JR片町線と信楽駅を結ぶ新線を建設し、信楽高原鐵道信楽線と近江鉄道本線を改良した上で、大阪と滋賀県南部を直結する「びわこ京阪奈線」(仮称)構想があり、関係自治体により、建設期成同盟会が結成されている。
しかし、2005年度の同鉄道の経常損益は4028万5000円の損失、2006年度末の債務超過額は13億4552万円となっているほか、2003年度における営業係数は約150%、2011年度で単年度赤字額は約9,000万円となっており、経営的にはきわめて厳しい。
また、同鉄道の一部に並行する形で、新名神高速道路の信楽ICへのアクセス道路となる「信楽道路」の建設も進められており、道路事情の改善が進展している。
2012年2月6日には、1991年の事故の被害補償に充てるために、滋賀県や甲賀市から借り入れた計約21億円の全額放棄を求める特定調停を大津地方裁判所に申し立て、事実上の税金投入要請を行うことになった。
1987年(昭和62年)
2月10日 会社設立。
7月13日 西日本旅客鉄道(JR西日本)信楽線を転換し、信楽線開業。
1989年(平成元年)12月1日 信楽焼製の干支切符・記念切符を発売開始。以後毎年発売。ただし記念切符は以後不定期。
1991年(平成3年)
5月14日 信楽線において、JR西日本から乗り入れの臨時快速列車と信楽高原鐵道の普通列車が正面衝突事故(信楽高原鐵道列車衝突事故)を起こす。
12月8日 列車運行再開。
1995年(平成7年)12月18日 SKR300形投入。
2001年(平成13年)11月6日 SKR310形投入。
2013年(平成25年)
4月1日 地域公共交通の活性化及び再生に関する法律に基づく鉄道事業再構築実施計画により上下分離方式に移行。信楽高原鐵道が信楽線の第二種鉄道事業者となり、線路や車両等の鉄道施設を譲渡された甲賀市が第三種鉄道事業者となる。
9月15日 台風18号によりこの日から信楽線が運休。16日には杣川橋梁の橋脚が流失。
2014年(平成26年)11月29日 列車運行再開。
2015年(平成27年)
1月15日 スウェーデンの陶芸家、リサ・ラーソンの作品を描いたラッピング列車「マイキー・トレイン」を6月7日まで運行。
10月4日 SKR400形投入。
2017年(平成29年)2月5日 SKR500形投入