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OPS-39対水上捜索レーダー(掃海艇ゆげしま)

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OPS-39はOPS-9日本無線(JRC)による発展型として海上自衛隊の自衛艦において、対水上捜索レーダーとして搭載された。おおむね機雷戦艦艇に限定されて配備。導波管スロット・アンテナ。

スロット・アンテナ
スロットアンテナは、無線通信用アンテナの一種である。超短波以上の周波数において用いられる。導波管にスロット(細長い切り抜き)を設けた形と、金属板にスロットを設けた形がある。
艦艇の対水上レーダーなど、2次元レーダーで見かけることが多いタイプが、スロット・アンテナ。四角い断面を持つ導波管(電磁波が中を通る管)、あるいは金属板を水平に設置して、一方の側面にスロットを開ける。そのスロットを設けた側からだけ電波が出入りする。スロットの長さは、使用する電波の波長の半分。外からスロットは見えない。

導波管によるスロットアンテナ
構造は、水平に設置した、断面が方形の導波管の側面に、1/2波長の間隔でスロットを設けたものである。スロットは垂直方向からわずかに(15度以下)傾斜しており、隣接するスロットはそれぞれ傾斜が逆向きになっている。スロットによって導波管の表面を流れる電流が断ち切られ、その部分に電界が生ずる。スロットの傾斜により、隣接するスロット同士で電界の垂直成分を打ち消しあうので、全体として電界の水平成分だけが重ね合い、導波管に垂直な方向に鋭い指向性が得られる。給電は導波管の中央部からも、一端からも行うことができる。

導波管
導波管(どうはかん、英語: waveguide)とは、主に光を含む電磁波の伝送に用いられる構造体のことをいう。広義では光ファイバーなども導波管の一形態であるが、狭義では中空導波管を指す。マイクロ波通信などで用いられる導波管。

 

 


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