新八日市駅(しんようかいちえき)は、滋賀県東近江市八日市清水二丁目にある近江鉄道八日市線の駅。
駅名に「新」が付くのは、湖南鉄道時代、当時は別会社だった近江鉄道の八日市駅が先に存在していたためである。
相対式ホーム2面2線を有する地上駅であり、平日朝の7:00~8:50および夕方16:00~18:30のみ有人駅となる。ただし夕方は降車客の改札業務のみである。
駅舎内、待合室のは木製の長椅子に自動販売機があります。改札口には木製のラッチ、待合室の窓枠も木製のままです。
薄緑色に塗装された、洋風建築の駅舎を持つ。開業当時の駅舎と良く言われていたが、開業9年後の1922年(大正11年)に建てられたと判明している。
駅舎2階はかつて八日市線の前身である湖南鉄道、八日市鉄道の本社として使用されていた。老朽化が激しく2階は立ち入り禁止になっています。
建築当時は西側に平家部分があったが取り壊され、空き地となっている。
駅舎1階には八日市鉄道時代までの特等客用待合室だったスペースがあったが、2003~2004年に板で塞がれた(駅舎正面から見て右側にあたる)。外壁は夏季にはツタで覆われる。
戦前は当駅でスイッチバックして御園まで運行されていました。
ホーム間は構内踏切で結ばれています。ホームには上屋下があり木製の長椅子が設置されています。
駅前には高い稼働率の駐輪場があります。
駅周辺
天理教湖東大教会
八日市郵便局
国道421号
以前は当駅から御園駅(旧・飛行場駅)に向かっていた(御園方面への分岐点は当駅の近江八幡駅寄りにあり、新八日市からはスイッチバックする形であった)。
近江鉄道に合併後、八日市駅方面への線路が敷設され、後に御園駅方面が廃止された。御園駅方面の隣駅は八日市中野駅であった。
1913年(大正2年)12月29日 - 湖南鉄道の終点、八日市口駅として開業。
1919年(大正8年)7月1日 - 新八日市駅に改称。
1922年(大正11年) - 駅舎改築。
1927年(昭和2年)5月15日 - 琵琶湖鉄道汽船に合併され、同社の駅となる。
1929年(昭和4年)4月1日 - 八日市鉄道に譲渡され、同社の駅となる。
1930年(昭和5年)10月1日 - 当駅~飛行場(後の御園)駅間が開業、中間駅となる。
1944年(昭和19年)3月1日 - 近江鉄道に合併され、同社の駅となる。
1946年(昭和21年)1月1日 - 当駅~八日市駅間が開業し、分岐駅となる。
1948年(昭和23年)8月1日 - 当駅~御園駅の運行を休止。
1964年(昭和39年)9月25日 - 当駅~御園駅を正式に廃止、中間駅に戻る。
所属事業者 近江鉄道
所属路線 ■八日市線(万葉あかね線)
キロ程 0.7km(八日市駅起点)
駅構造 地上駅
ホーム 相対式2面2線
乗車人員
-統計年度- 441人/日(降車客含まず)
-2011年-
開業年月日 1913年(大正2年)12月29日
備考 御園駅までの路線は1948年休止、1964年廃止