寺前駅(てらまええき)は、兵庫県神崎郡神河町鍛冶字八重向にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)播但線の駅。神河町の代表駅である。電化区間の北端に位置する運転上の重要拠点です。
駅構造
駅舎は平屋のコンクリート造駅舎です。
単式・島式の複合型2面3線のホームを持つ、交換・待避・折返し設備を備えた地上駅で、その他にも列車留置用の側線が設けられている。駅舎は単式の1番ホーム側にあり、島式の2・3番ホームへは跨線橋で連絡している。2010年に新駅舎が仮開業した。その後、ホームの番号が変更になり、現在は駅舎側の単式ホームが3番ホーム、島式が2番ホーム、1番ホームの順に変更になっている。
当駅は電化・非電化の境界駅となっている。普通列車はすべて当駅で乗換えとなり、和田山方面は運転本数が少なくなる。特急「はまかぜ」の全列車が停車する。1998年3月13日までは普通列車の半数が当駅で折り返していた。
直営駅(福崎駅の被管理駅)。切符売場にタッチパネル式の券売機が1台。みどりの窓口が設置されている。駅舎に隣接する「カーミンの観光案内所」内にもトイレはある。
改札口の頭上にはLED式の発車案内が設置されています。待合室は全体が木調。壁には周辺の観光案内が掲示されています。
かつては播但線の運行を担っていた福崎鉄道部が置かれていた。現在は組織変更により駅管理業務は福崎駅に移管され、乗務員部門のみが豊岡列車区寺前派出として残されている。
列車の夜間停泊も行われる。
のりば
のりば 路線 方向 行先 備考
1・2・3 J 播但線 下り 和田山方面 特急「はまかぜ」は両方向とも
3番のりばから発車
上り 福崎・姫路方面
3線とも方向の区別なく使われている。全ての特急列車は駅舎側となっている3番のりばに停車する。普通列車は主として島式の2・1番のりばに停車し、相互の乗換の便を図っている。なお、1番のりばは和田山行き気動車の停車を前提としてかホームの高さが低くなっているが、実際は1番のりばに姫路方面行きが停車することも多い。
ホーム東側には留置線が複数設置されています。播但線電化区間は始発が早く最終が遅い。2016年3月26日改正では5時1分発(土曜・休日は9分発)が始発、0時50分着が最終である。
駅周辺
神河町観光協会(駅舎に隣接)
神河町役場
大河内郵便局
神河町立寺前小学校
神河町立大河内中学校
法楽寺 - 播磨西国三十三箇所第15番札所、「播州犬寺物語」の舞台
福本陣屋跡
徹心寺 - 福本藩藩主池田家の菩提寺
市川 (兵庫県)
峰山高原(車で25分)への最寄り駅
路線バス
神姫グリーンバス
「兵庫県統計書」によると、2015年(平成27年)度の1日平均乗車人員は418人である。
1894年(明治27年)7月26日 - 播但鉄道が姫路駅 - 当駅間で開業すると同時に設置。開業当初の北の終着駅であった。旅客・貨物の取扱を開始。
1895年(明治28年)1月15日 - 播但鉄道が長谷駅まで延伸。途中駅となる。
1903年(明治36年)6月1日 - 播但鉄道が山陽鉄道に営業譲渡。山陽鉄道の駅となる。
1906年(明治39年)12月1日 - 山陽鉄道国有化により、国有鉄道の駅となる。
1909年(明治42年)10月12日 - 線路名称制定。播但線の所属となる。
1982年(昭和53年)10月2日 - 車扱貨物の取扱を廃止。有蓋車用の貨物ホームが設置されていた。
1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により西日本旅客鉄道(JR西日本)の駅となる。
1998年(平成10年)3月14日 - 姫路駅から当駅まで電化され、電化・非電化の境界駅となる。
2016年(平成28年)3月26日 - ICカード「ICOCA」の利用が可能となる。
所属路線 J 播但線
キロ程 29.6km(姫路起点)
電報略号 テラ
駅構造 地上駅
ホーム 2面3線
乗車人員
-統計年度- 418人/日(降車客含まず)
-2015年-
開業年月日 1894年(明治27年)7月26日
備考 直営駅
みどりの窓口 有